ディスコエリジウムはいいよ〜！
物語や文章と画面の美しさ、演出の素晴らしさもさることながら主人公がセルフネグレクト的性格を持ったアル中ヤク中記憶喪失おじさんなのもいい。
ゲームのコンセプト自体は中年の危機、脱男性性や女性嫌悪が上げられることが多い。タイトルの通りディスコ（今は廃れてしまったもの）の概念を表現している。煌びやかで美しい過去の栄光 後は主義思想、とにかく個人が持つ考え方についてを上記を軸に書かれてる感じ。クィアメインではないが、裏メインくらいの立場ではある程度にしっかり描写がある。
クィアが差別されている世界観ではあるもののクィアの透明化はなく、それを真っ向から書いていてクィアは当たり前に存在することを前提にそれらは差別されており、それへの反応の選択肢を選べたりする。差別主義者にも反差別にもなれる上で他者を無意味に害したり差別する行動は特別悪いステータスがつくわけではないけど当然相棒や街のキャラクターに批判されるというところがいい。逆に差別主義者は賛同してきたりもする。
国家の主義思想にもかなり突っ込んだ描写が入ったりするからそういう考えものが好きな人は好きそう！