マストドンだけ何故か、画像を選択しようとすると写真アプリがクラッシュするようになってしまって、画像付けれていません…

近藤銀河『フェミニスト、ゲームやってる』

フェミニズム・クィアの視点からの鋭いゲーム批評であり、本書を読むことでゲーム体験への様々な可能性も広がる、ものすごく前向きな気持ちになれたエッセイでした。

ゲームとはプレイヤーがルールとやり取りをして主体的に物語を作り出すものだからこそ、ゲームのクリアに失敗すること(差別や排除のシステムのためにプレイを断念する意味です)は、それ自体がプレイヤーにとってのエンディングの一つであり物語となりえると示した上での、「それは世界を覆う規範や差別へのささやかな抵抗でもある。」という近藤さんのメッセージ、多くの人に伝わってほしい。

ゲーム作品ごとのエッセイとは別に章ごとのコラムがあり、ゲーム内で再現されるレイシズムに反して語られないセクシズムについて、ゲームと能力主義への疑問、ゲームにおける障害の描写やアクセシビリティのこと、オープンワールドの排除の仕組みについてなど、これらの論考ひとつひとつが素晴らしかった。

スレッドを表示

今週が応募締切の紀伊國屋じんぶん大賞、私はこの3冊に投票しました。
3冊ともこの社会での様々な問題の現状の厳しさと課題を見つめる内容でありながらも、読んでいると前を向いていかねば、と明るく気持ちを奮い起こされるような本でした。

◆『フェミニスト、ゲームやってる』
近藤銀河(晶文社)

◆『韓国の今を映す、12人の輝く瞬間』
イ・ジンスン/伊東順子 訳(クオン)

◆『〈寝た子〉なんているの? 見えづらい部落差別と私の日常』
上川多実(里山社)

『柚木麻子のドラマななめ読み!』
柚木麻子(フィルムアート社)

私は日本のドラマに疎く本書が取り上げる作品はほぼ未見なのですが、この数十年での日本のドラマにおける人間と社会の描き方の変遷が見えて面白かったです。

そして今年の朝ドラ『虎に翼』に衝撃を受けた柚月さんが最後に、本書で取り上げた自分の愛するドラマについて、これらの作品がなければトラつばは生まれていないし貴重な灯火であったとしながらも、しかし「あくまでも既存のルールの中で、せいいっぱいフェミニズムを感じさせてくれた愛しいドラマ達であり、フェミニズム作品というのとは、違っていたのだな、と気付かされて、ハッとしている。」と書いていたことを読了後に何度も思い返している。

「『虎に翼』以降、明らかにドラマが、いや、日本そのものが変わるだろうな、という確信があり、リアルタイムで立ち会えたことを幸せに思う」とも。
本当に、社会問題から一歩引いたスタンスを取ることを良しとする制作側の意識が変わってほしいし、変化への希望を感じもするけれど、すでにバックラッシュが激しくなってきたように感じることも多くて辛い……。

昨夜は大きめの地震の後、5分10分おきに起きる細かい揺れが朝までずーっと続いて細切れの睡眠だったせいで、集中力が全くなくて使い物にならない……ので今日はもう仕事は打ち止めにした。
今日もたびたび揺れるから、ずっと乗り物酔いしてるみたいな感覚。早く落ち着いてほしい😞

昨日の地震の時に母はもう寝ていたのだけど、悲鳴を上げて飛び起きてかなり怖がっていて、私も超怖かったけど母の様子を見て尚更、お正月の地震とその被害と被災された方たちのことをグルグル考え出してしまい眠れなくなった。

古いものを表示
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。