『カササギ殺人事件』が面白かったからホロヴィッツの本を読み進めてるんだけど、4作目(アティカス・ピュントのシリーズとしては2作目)の『ヨルガオ殺人事件』まできて、今の所ほぼ全部で殺人事件の被害者がゲイ男性になってて、なんだこれ…🙄ってなってる。
殺されなかった回でもゲイ男性は出てきて、詐欺で捕まるのが1人と家が燃やされるのが1人という。しかもアティカス・ピュントシリーズではない方のシリーズの探偵役(ダニエル・ホーソーン)はホモフォビアであることが明確に描写されてるし。登場人物としてのホロヴィッツがいかにホモフォビアは許されないとか言ったところで、このまま安全に読み進められるのか不安なんだけど…。
というか、ミステリとしてもカササギとヨルガオ(アティカス・ピュントのシリーズ)は面白いけどもう一つのダニエル・ホーソーンのシリーズはめちゃくちゃイライラするし冗長でつまんない印象。大丈夫かな。
@Solongo32 はじめまして。ホーソーンシリーズは先月に5作目が発売されましたが、いまだにホーソーンがホモフォビアである理由は「謎」として扱われています。
ですので、その「謎」に迫るためにホーソーンのホモフォビックな言動や態度について、作中で折に触れて蒸し返す状態がずっと続いています。
また3作目以降でも、作中人物のホロヴィッツが「ゲイへの差別は許されない」と言いながらも、当のホロヴィッツによるセクシュアル・マイノリティへの雑な言及や描写も度々ある(服装を見てゲイだと判断していた人物に妻と子供がいたので驚いた、など……)ため、個人的にはホロヴィッツの作品は読むたびに、そうした細かな描写が作者の偏見の発露なのか意図があるのか分からず疲弊してしいます……。
@Solongo32 お返事くださっていたこと気づいていませんでした、すみません…!🙇♀️
ミステリが巧みだからこそ、私も毎回「これは社会にある差別への批判の意味なのかも?」とグルグル考えていましたが、でもそもそも主人公のホモフォビアの「理由」を引っ張り続けるのが全く誠実ではないですよね…。どんな理由だとしても今後の展開で読者が「納得」してしまうのもキツすぎますし…😔
絶賛の感想ばかりなのが嫌でホロヴィッツ作品への言及を避けてきましたが、そろんごさんのトゥートを拝見して、良いところだけではなく引っ掛かる部分をちゃんと残してゆくのはトリガーアラート的な意味でも大事なことだったなと反省しました。
@Solongo32 わざとであれば最悪すぎますし、無自覚な偏見であっても辟易しますし……。おっしゃるように考えても答えは分からないことがストレスですよね😢
私はホロヴィッツが、過去にホモフォビックとの指摘を受けたがそれは誤解で自分は差別主義者じゃない!と小説世界を使って実生活での反論をした時(ホーソーン第一巻)に、そのやり方は不誠実やろとモヤモヤしたことが、自分のホロヴィッツ作品の読み方にずっと影響しているのかもしれません。
こちらこそありがとうございました!