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 「選択」という会員制雑誌がある。会員には、日本の各界の指導者を想定しているそうだ。

 私は、別にどの「界」の指導者でもないので、当然会員ではない。

 しかし会員制とは言いながら、この雑誌、広告は新聞に出るので、日本の財界主流の立ち位置を観察することはできる。

 今月の特集は「「極右」に覆われる世界」。
 ここで、米欧中露それにインド、イラン、ハイチがそれぞれ取り上げられている。

 しかし、たいへん不思議なのは、世界で最も「極右」支配に覆われている筈の日本がこの特集から外されていること。

 見方によっては、日本はWWII後、ずっと世界基準では極右=自民党が支配して来たとも言え、21世紀に入ってからは安倍派と維新という「純化」された極右が君臨してきた。

 また、中国共産党「独裁」は「極右」なのか?と問いかけたくはなる。

 ハイチの惨状は、基本的には米国の軍事支配、反復されたCIAが関与したクーデター、そして冷戦後の新自由主義の導入による国家の崩壊、といった流れである。

 よくキューバの社会主義体制の「失敗」が言われるが、それは比較対象が欧州であるため。

 同じカリブの資本主義体制のハイチと比較すれば、キューバはかなり「成功」している。しかも延々と続く米国の経済封鎖という条件下である。

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