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 最近は、いわゆる「論壇時評」的なものを全く読まないのだが、今月むやみに『Voice』の池内恵が言及されていることに気づいた。

 『Voice』のバックナンバーを少し見てみたら、国際政治全般に関しては、中曽根平和財団主席研究員、東京(笹川)財団研究主幹、グレートブリテン・ササガワ財団理事を兼任、2003年のイラク侵略戦争を支持した細谷雄一が管理しているようだ。今度のウクライナ戦争に関しても「米英の弱腰が招いた」と主張、これを「産経」の論壇時評が褒め上げている。当然改憲・日米同盟のNATO化全面支持。

 今月の「産経」も「中東の米国離れ」を心配している池内恵を礼賛。米国は石油を自給できるが、日本は中東に石油を依存している。であるから、池内はそれを懸念している訳だ。これ、日本の財界の心配を表明しているだけ。

イラク、アフガニスタン、パレスティナをあれだけ滅茶苦茶にしてイスラエルに加担する米国と中東の諸政府が距離をとろうとするのは当然(民衆は反米)。

しかし、今月の『Voice』、中西寛、先崎彰容、岩間陽子、開沼 博、フランシス・フクヤマ、大木 毅、筒井清忠に加えて、川上未映子、西田亮介と並んでいるから、『現代思想』4月号で批判したサントリー・笹川人脈+ポストモダニズム@JAPANそのままだなー。

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