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BT)L.ブニュエル監督、ジャンヌ・モロー主演『小間使いの日記』、これはお勧めです。

 現代日本の「極右」とほぼ「同じフレーズ」が連呼されているのに驚くと思います。

 ブニュエルはゴダール、トリュフォーと並んでサルトルの大ファンだった。サルトルがノーベル文学賞を辞退した際には、「ブラボー」の電報を送っている。

 尚ニザンは数ヶ月極右組織に加盟した後、離脱1926年アデンに向かいます。ここでの植民地主義と自らの経験を基にした小説第一作が『アデン・アラビア』です。
 帰国後共産党に1927年に入党。サルトルとアロンの立ち合いの下、22歳で結婚(この両者は戦後は宿敵となる)。

 ニザンの娘と結婚したのがアシュケナージ系ユダヤ人のO.トッド。オリヴィエは『現代』に協力しながら、27歳でサルトルの序文を得て小説を上梓。

 このオリヴィエの息子がE.トッドです。ですから、ニザンの孫。なんだか意外ですねー

 しかし、現代日本のリュシアン、もう50半ばで福田和也を賞賛してどうする?鵜飼哲さんを「強者」と讃えてすがるのか、福田和也を褒めたたえるのか、二つに一つではないのか?

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