先日、BBCとガーディアンが岸田ウクライナ訪問を小躍りして報道していることを投稿しました。
他方、仏の月刊誌「Le Monde diplomatique」3月号では1面トップ、計3面使って「軍事費倍増」を「平和主義の終焉へ」と批判的に報道・分析しています。
ここではロシア・北朝鮮を「敵」と見做し中国を「戦略的競争国」と区分していることまで紹介されています。
下に貼り付けた地図は現在の東アジアの地政関係。「米国の保護下にある海軍大国」という皮肉なタイトルつき(たしかに経費では世界2位)。
星印は米軍基地。首都圏以外には沖縄に集中していることが一目でわかります。在日米軍53973、在韓米軍25372、と一桁まで記してある。これに日本・韓国には戦略核を配備(原潜)している訳だから、核を実戦配備していない中国との非対称は明らかです。
ちなみにLe Monde diplomatiqueは日刊紙のLe Monde とは全く別。近年ネオリベラル化著しいLe Mondeと対照的な「左派」の雑誌。
Mediapartは右傾化するル・モンドと袂を分かった記者たちが2008年に創刊したメディア。こちらは新自由主義に批判的な記事を多く掲載。
ただ国際的な記事・論説はDiploが有益です(尚両誌とも英語版あり)。