当該区間を過ぎたら専用機関車を切り離し、再びディーゼル機関車のみで山道を進む。大体時速20kmあるかどうか。元々ダム建設に関連して中部電力が敷設した路線だが、本当によくこんなところに線路通したな、という地形が連続する。峡谷に鉄橋を架け、可能なところは素掘りして隧道を穿ち、あるいは尾根の終わり、切り立った先をなぞるように迂回して進む。あっという間に白緑の水面は下に遠ざかり、木々に阻まれ見えなくなる。代わりに遠くの山々まで見渡せるようになれば、終点の井川まであと少しだった。
旅の記録。8:32に川根温泉ホテル発の代行バスに乗車し、千頭駅へ。朝靄の中、昨年の台風15号による被災でで復旧の目処が立たない大井川鐵道本線。まだうっすらと残る朝靄の中、パーシィ、ヒロ、ラスティーが日に顔を照らされているのを横目に井川線(南アルプスあぷとライン)に乗車。
お茶好き校正マン。ソシャゲ(主に女子向け)、読書と運動、時々公共交通機関旅(47都道府県の地を踏んだ)、美容、おいしいもの、医療制度、ちょっとだけサーバーとかアプリケーションとかシステムとか、美術館博物館劇場音楽。と、興味爆発雑多鍋の様相です。他鯖のアカウントはリストからどうぞ。