汚職裁判が迫る中、ネタニヤフはさらに危険に|ARAB NEWS
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”ネタニヤフ首相の汚職疑惑が初めて明るみに出たのは、2016年の終わり頃のことだった。それから8年、この裁判が始まってから4年半が経つが、判決はまだ下されていない。現職の首相が収賄、詐欺、背任の容疑で3件の事件で起訴されているという、これほど注目度の高い訴訟において、被告の公正な裁判を受ける権利を損なうことなく、判決を急がないことは、明らかに国と社会に悪影響を及ぼしている。しかし、起訴前から、そして起訴後も、手続きを遅らせているのは、ネトヤフとその弁護士たちである。
先週、エルサレムの地方裁判所は、こうした遅延戦術に苛立ちをあらわにし、首相が「被害者カード」を切ろうとする、あるいはこの場合は「多忙で出廷できない」という常套手段を弄しようとするのをよそに、12月2日より証拠の提出を開始するよう命じた。”