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武蔵小杉の「TEA HOUSE ローズマリー」、CHILLでした。

『ファシリテーションの教科書』(グロービズ、吉田素文)

タイトルに偽りアリ!
『ファシリテーション』と銘打っているものの、論点はそれより広く深く、より良いファシリテーションを実行するための背景に踏み込む。いわゆる「仮説思考」「論点思考」「クリティカルシンキング」と呼ばれるスキルがファシリテーションのために必要であると説き、その上で、それらのスキルを会議の場でどのように発揮するべきかをイロハから解説する。
仮説とか論点とかクリティカルシンキングとか、いつどうやって使うのかわかんね~~~って人にも、使い方のひとつのケースを提供してくれる意味でオススメです。
私のバイブルとなりうる一冊でした。
amzn.to/46lMUTd

『ゲーム理論の〈裏口〉入門 ボードゲームで学ぶ戦略的思考法』(野田俊也)

面白かった! けど想定読者が謎すぎる!
ボードゲームを用いてゲーム理論を、入門よりさらに易しく、紹介する一冊。いわゆるゲームをインタラクション=駆け引きのない「パズル」および駆け引きのある「ゲーム」とに分解し、そのトータルとしてのいわゆるゲームの最適戦略をゲーム理論から紐解く。本書はいわゆるゲームの中でも特にボードゲームに焦点を絞る。
ナッシュ均衡や囚人のジレンマといったゲーム理論の入門で頻出するものの現実にはどのように適用されているかイマイチ掴みきれない問題を、実際のボードゲームを用いて解説する点で特筆に値する。
さて、ボドゲからゲーム理論を解説するかと思いきや、ゲーム理論からボドゲを解説する側面が強かった。私はボドゲのレビューを読むのが趣味の一つだったためにゲラゲラ笑いながら読むことができたのだが、そういう素地のない読者がどのように本書を受容するのかが謎。いや、面白かったのだけれど、謎ではある。

amzn.to/44P5NwF

『外資系コンサルのリサーチ技法 事象を観察し本質を見抜くスキル[第2版]』(上原優)

リサーチについて漠然と知られているハウツーを精緻に整理し、抽象化し、その上で具体例を紹介する一冊。リサーチの究極的な目的とは、調査した個別具体的なデータをインフォメーションへと統合し、解釈することでナレッジとし、法則へと昇華しウィズダムを得ることである。(「DIKWピラミッド」として知られる)。このための、調査、統合、解釈および昇華のための紹介する。

まず、リサーチの目的を三つの視点に分解する(リサーチの目的を定めることは当然であり、本書はその先へ進むための一冊である)。
①「答えるべき問い」(≠知りたいファクト)
②「企画のステージ」(①検討に着手するためか、②仮説を立案するためか、③仮説を検証するためか)
③「成果のレベルとまとめるイメージ」(リサーチを誰にどんなレベル感でどれくらいの速さで見せるか)
これら三つの視点に基づいて、リサーチを設計し、実行し、洞察としてアウトプットする。

私の暫定的な(あるいは恒久的な)居場所の一つとなる fedibird に寄付を行いました。

の新刊『七尾百合子の10冊』の表紙です。この素敵なロゴは、現物では金の箔押しなのでもっと存在感があるよ。文庫98ページと厚みもそこそこにあるので、所有欲を満たす一冊になったのではと自負しています。新刊のみで1000円、既刊とセットで2000円です。
サンプル:pixiv.net/novel/series/1042957
Booth:yobitz.booth.pm/items/4738447
紹介:yobitz.hatenablog.com/entry/20

Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。