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『双生児(下) (ハヤカワ文庫FT)』クリストファー・プリースト 

『双生児(下) (ハヤカワ文庫FT)』クリストファー・プリースト
図書館より。下巻読了。
上巻を読んだ直後の感想:この戦争振り返りの話はどこに着地するのか……と思ったらラストに衝撃を受けた。どういうことなの。冒頭の女性は何者だったの。
下巻(本編)を読んだ直後の感想:え?終わり?どういうこと??現代パートの続きは???
解説を読んだ後の感想:なるほど……ムズいなこれは……。小説のからくりの楽しみ方は理解したけど、前提知識も足りないし、人名に対してしっかり注意を払ってないといけない。(少なくとも今の自分では)自力でここに辿り着くのは厳しい。しかし、面白いのも間違いない。

bookmeter.com/reviews/11985126

双生児 ネタバレあり 

世界史の知識が足りない。
解説によれば、冒頭の現代パートの時点で史実と矛盾した事実が提示されていた。いや、確かに少し引っかかったけど、そういうもんかなと思ってスルーしてしまった。そのくらい、違和感の紛れ込ませ方が巧妙。
原題は"Separation"、邦題は"双生児"。双子の運命の分かれ目と言ったニュアンスからつけられたタイトルだろう。主人公の二人、チャーチルと影武者、ヘスと影武者、ドイツとイギリス、ビルギットの息子と娘、双子モチーフは複数ある。
双子のモチーフからの並行世界・歴史改変SFなわけだ。ただ、元になる"現実世界"の歴史の知識が足りず、その妙を味わい切れなかった。

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