異性同士の婚姻が税制上の優遇を受けるのは当然、という趣旨の文章を読んでしまってげんなりしてるのだけれど
まず、生殖は十分程度終了するけれど、妊娠期間は四十週間、こどもが成人して納税者になるまでには、食べさせて、着させて、眠らせて、教育を受けさせて十八年かかる
この養育を行うのは異性同士も同姓同士もどちらでも問題ないので、税制上の優遇については全然当を得ない発言であるだけではなく、こどもの養育を只で他人にさせている意識が全然なく、自分が社会にある以上全てのこども養育は他人事でないという認知もない、ということを書いておく
私は現状の婚姻制度には概ね反対だけれど、こどもを育てる人間が税制上の優遇を得ることには反対しない
そして全ての制度は人間のために作られたのであって、制度のために人間が犠牲になってはならない、を理解しない人間が他人を抑圧する発言をするならそれは単なる暴力であって見識でも何でもない