Parini Shroff "The Bandit Queens"
インドの村でクズ夫に去られた妻が、違うっつってんのにみんなから夫を殺したんだと思われてて、でもそのおかげで誰も彼女を脅したりコントロールしようとしたり再婚させようとしたりしないので、意外とメリット大きい…と思ってたら、別のクズ夫に悩まされてる妻たちが次々夫殺しを依頼してくる、というような話らしく、次々レヴューも出てておもしろそう!と思ったら、また3月刊行予定の本だった。マジで欧米出版業界の先出しカルチャーなんなの?
そして待ってたら邦訳出そうではあるなって思ってるんだけどどうかな!?
やっぱウィジェットでインスタ投稿見られるの最高だよ、仕事初めからの残業がようやく終わってふとスマホ開いたら、和山先生のインスタに上がった例の焼肉番外編の下書きが拝めるんだから(ちなみに焼肉番外編はマジで最高です)。みんなも入れたら多分定期的にアカウントロックされるようになるけど、Lacuna入れた方がいいよ。
https://www.instagram.com/p/Cm_mukohyK0/
やめどきがわからず、The Twyford Codeをずっと読み続けている。案の定というかなんというか、ダヴィンチコード的な展開になってきて、けど着想がユニークかつユーモアがあって(児童書とはいえ、何の深みも捻りもない話を大量に生産してきたのは、作中に暗号を仕込んでいたからだって酷くて最高じゃんw)、だけど不穏さもあり、楽しい…。
そして著者の次作も1作目と同様に、メールやWhatsAppのメッセージや報告書、記事などで構成された作品のようなのだけど、それがトゥルークライムライターのラップトップ内のデータ、という設定で、再びヒット作を出版したい彼女は、かつてカルト教団が起こした有名な事件(メンバーの子供(新生児)が反キリストであるとして殺そうと試み、失敗した末に複数のメンバーが自殺?、教祖は服役中)を題材にしようとしている、という話らしい。
で、めちゃくちゃおもしろそう、と思って買おうとしたら来月発売だった…。最近日本でもその傾向が多少導入されつつあるけど、英米でGoodreadsとかに「正直なレヴュー」を書くことを条件にコピーを先に読ませるやつまじなんなの?大量にレヴューあるからもう出てるかと思っちゃったじゃん。
刊行されて即一気読みしてたけど、急にもったいなくなって終盤で止めてた「木曜殺人クラブ 二度死んだ男」を読み終えた。最高…😭「木曜殺人クラブ」シリーズの2作目で、原著では3作目も刊行されているんだけど、イギリスの老人向けの小さな町みたいになってる老人ホーム?ゲーテッドコミュニティ?みたいな場所が舞台で、そこで編み物や陶芸クラブみたいな感じで、身近に起きた謎について推理しあうクラブ活動をしていた友人同士が、実際に起きた事件を捜査するミステリ。タイトルはもちろんクリスティ「火曜クラブ」へのオマージュです。コミュニティ自体わりと高所得者向けではあるけれど、それでも老後の不安とか描かれてていい小説で1作目も大好きなんだけど、2作目は1作目以上に優しくて最高だった。ミステリとしてはヴィヴィッドなスパイアクションになってて(それでも彼らは変わらずユーモアがあってかわいくて生活を愛しているけど!)、派手で面白いものの、ミステリとして好みなのは1作目かなという感じだけど、老いとか、若くても将来への不安とか、内省的なことにも1作目以上に踏み込んでて優しい…。賢く勇敢な人であっても、世界に身が竦むことはある。それを癒すのが友情であるところも最高で、世界に希望が湧く感じがする。
ちなみにSISTER案件の中でもU-NEXTで配信中の「ザ・ベイビー / 天から授かりし恐怖」はマジで大好き。自身は妊娠も出産も望んでおらず、でも周囲の友達は妊娠&出産を経てライフステージが変わり、疎遠になったり考え方が一致しなくなったりしてしまうことを苦々しく思う女が、関わる者皆死なすベビーに気に入られて(?)巻き起こるホラーコメディ。(望むと望まざるとに拘らず/そして大抵女ばかりが担わされる)育児のハードさを、赤ちゃんがいるだけで周囲の人がひたすら死にまくる、文字通り命に危険が及ぶタイプの疫病神にすることで寓意化してて最高なので…。U-NEXT入ってる人みんな見てほしい。
https://www.sister.net/work/the-baby
https://video.unext.jp/title/SID0073069
尊敬するファンガールはミザリー