HBOの「ゴールデンステートキラーを追え」はその後の特番まで含め見ていたけれど「黄金州の殺人鬼」は読んでなかったので読んでみてるんだけど、冷静かつ詩的な筆致で、地域や社会の背景まで深く洞察していてすごく良いな…これは翻訳によって損なわれていない、むしろその魅力を引き立てている、ということも大きいのだろう。読み終わったら改めてHBO版ドキュメンタリーも見たいな

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黄金州の殺人鬼を読み終わって、ゴールデンステートキラーを追えを再見した。読んでから見ると解像度がまったく変わるな…当たり前だけど。小説からの抜粋が前後の文脈で理解できるし、テレビシリーズも慎重に作られているということもわかる。
そしてやはりトゥルークライムドキュメンタリー/ポッドキャストはリアルタイムで進行する側面があり、リアルタイムであればあるほど、そして他方でアップデートされていればいるほど、guilty pleasure的側面が強まる…。
The Vowのシーズン1/シーズン2も、セックスカルトの告発者らを追い、カルトリーダーが逮捕されるまでを伝えるS1と、裁判と判決を複数の関係者に密着しながら見せるS2で補完されていたし…。

そういう点で、マードック家(最後の"gh"を発音するかしないかは関係者でも分かれていて、当初の日本の報道では発音しない方で訳されて「ムーダー」となっていたけど{☞ cnn.co.jp/usa/35176249.html }ネトフリは「マードック」とするみたい)の犯罪もキャッチーな題材ゆえ大量のドキュメンタリーが作られたがわたしが見たのはHBOの"Low Country"だけだけど、明日ネトフリに来る"Murdaugh Murders: A Southern Scandal"(「マードック家殺害事件 法曹一族の裏の顔」)は、時期的に最新なのに加えて製作者がHuluのFYREドキュメンタリーやルラリッチ、ファーマシストの人らしいので楽しみにしている。
マードック家はサウスカロライナの名門法曹一家で、バカ息子の起こした事故を揉み消したりしていたのだけど、妻(別居中で離婚したがっていた)と息子(件のバカ息子)が処刑スタイルで殺され、さらにその後夫のアレックスも路上で銃撃され負傷。バカ息子が事故を起こして友達を死なせたのに有罪を免れたことや、アレックスが地元の有力弁護士として依頼人の保険金等を横領していたことへの報復と思われたが、蓋を開けると犯人として逮捕されたのはアレックスだという

アレックスの裁判は今まさに進行中で、ツイッターで"alex murdaugh"って入れたら"timeline"てサジェストされた。すごい精緻なタイムラインをスプレッドシートでまとめているアカウントもあり、多分ここで問題にされているのはマギーとポール殺害時にアレックスは認知症を患っている母を訪ねていてアリバイがある、という話。検察がそのアリバイは成立しないと主張しているというようなことらしい。ほら〜〜〜〜やっぱりこういうのは延々掘れて危険…

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