俳句甲子園東京大会の審査委員長をしていた佐藤明彦さん(的確な講評がすばらしかった)、「藍生」で私の特集をしてくれたときに、黒田先生がそれを多方面に配布したらしく、それに対して佐藤さんが黒田さんに送った礼状が私のところに送られてきていたのを思い出しました(とても好意的なお手紙でした)。それで「にれかめる」も献呈したのでした。
何だか遠慮してしまっていたのですが、ご挨拶すればよかった。つい気後れしてしまうんですよね…。
数日前森林税のニュースを見てしまったのだが、税金の話はともかくとして「都会の人間なのになんで森林税をはらうの?」「都会に森はないのに」とかいうコメントをアイキャッチにつかう無邪気さみたいなのはあんまりひどいなと思ったし、森林というものを「どこ」が引き受けているのか、森林は生活の「なに」を引き受けているのか、を一度考えてほしいと思う。世界レベルの「どこ」であり「なに」であるはずなのだが。そしてそれらを目にせず生活するということは、ある意味では「安全」や「経済的な安定」のようなものをやはり買っているということでもあると思う。森林はアウトドア好きの娯楽のためだけにあるわけではないので…
「米国だけでなくパレスチナへのユダヤ人入植や北海道開拓といった「入植」の問題は、セトラー・コロニアリズム(入植者植民地主義)と呼ばれ、歴史的問題でありかつ現代の問題としてさかんに議論されている。人種差別を批判するブラック・ライブズ・マター(BLM)運動などの米国の最新動向を把握しているはずの音楽会社やスポンサー企業によるチェック機能が働かなかった点も問題だろう」
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ミセスMVに識者「悪意なくても差別」 透ける「名誉白人」の意識:朝日新聞デジタル 有料記事がプレゼントされました! 6月15日 14:36まで全文お読みいただけます。
ミセスMVに識者「悪意なくても差別」 透ける「名誉白人」の意識:朝日新聞デジタル
https://digital.asahi.com/articles/ASS6F33XGS6FUCVL01RM.html?ptoken=01J0AKYT62RTHFH346QQWK6FR3
法案が差別的であるという事は間違いないのだが、なぜかと言えば、「日本国籍者と永住者とでは扱いを変える事にある。日本国籍者に対するものに加えさらに過酷な扱いをする事になる。」というのが一つのポイントになる。当然ほかにもポイントはあるが。
話を戻すが、「日本国籍者と永住者とでは扱いを変える事にある。日本国籍者に対するものに加えさらに過酷な扱いをする事になる。」という事は、すなわち、「既に日本国籍者に対するのと同じ事をやっている」という事にもなる。
そこを正確に指摘しなくてはいけない。
なんたって「ずるい」が好きな人達なんだから。
俺たちはずるくない。
ずるいのは永住者に対してのみ更なる懲罰を加える施政者なのだという事。
このままでは死ぬに死にきれない。
岡田一実さんの「醒睡」のこと
岡田一実さんの「醒睡」を読んでる。半分を少し超えたくらい。句集を読むのにかなり時間がかかる方なので、少しずつ。内容については全部読まないと何も言えない気がするけど、まず難しい漢字にルビが振られているのは、とてもいいと思った。もっとたくさん振ってもいいくらい。
「にれかめる」は、俳句に馴染みのない近所の人や、知り合いの農家の人がたくさん買ってくれたのだが、みんな言うのが「漢字が難しくて…」ということ。まず読み方がわからないと、辞書を引き慣れていないともうお手上げで、結局読まれなくなってしまう。だから、せめて辞書を引けるようにルビを多めに振りたいと思っているので、こういう例があると参考になる。
けっこう俳人はルビを嫌うけど、ルビくらいで価値が下がるような俳句は、もともと面白くないのでは?と思う。
鈴木牛後(すずき・ぎゅうご)。俳句のことなど。ブログ「本日も深雪晴」https://miyukibare.exblog.jp/