手塚治虫は天才だったと思いますが、そういう”面白きゃいいじゃん”的な雰囲気を醸成し、歴史修正主義を蔓延させた原因のひとつでもあったと言えるわけで、広い意味で今の日本の文化の荒廃っぷりに寄与した戦犯の一人だよなと。
まあ、極論ですが。
古くは活字、そしてマンガ、いまは動画と、メディアという名が示すとおり、これらは媒体でしかなく、これに善悪はないと思います。
でも先ほどの”まんがで学ぶ日本史”が日本スゴイで汚染されていたりする事例をとるまでもなく、これらのメディアを使って自分たちが主張したいことをプロパガンダする人々がおり、資本力があればあるほどクオリティの高い作品を作れ、広くディストリビュートできるわけで。
善悪は関係ないわけですね。
だから見る方にリテラシーが必要なわけですが。
で、マンガを読むってのはやっぱり子供をはじめその知識に関して入門者が多いわけでしょう。
そう考えると、”大事な事はマンガから学んだ”みたいなのは、いくらでも転がされる可能性がとても高いわけで、やっぱり危険だよなーと。