相模原のやまゆり園の事件の時も思ったことだが、「人間には生きるべき人間と死んだ方が良い人間の2種類があり、後者については積極的に殺すべきだ」という考え方は植松聖や青葉真司のような殺人者と死刑存置派が共有している考え方だ。何か大きな事件が起こると「こんな奴は殺せ!一日も早く吊るせ!」との大合唱が起こる状況は異様だと思うが、その異様さをうまく言葉に言い表せない。おずおずと口ごもりながら「それでも私は死刑制度に反対だ」と言った途端に白ーい視線が四方八方から飛んできて、被害者遺族の気持ちを踏みにじる人非人だと罵られる。そういう人命軽視の空気こそがやまゆり園事件や京アニ事件のような悲劇を引き起こすのではないか。どんなに白い眼で見られようとあくまで死刑には反対だと言い続けたい。
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202401250000648.html
人命軽視の立場からものを言っている限り、この冷笑野郎の下衆そのものの主張を完全否定することもできないのではないかと思う。