ジャニーズや松本人志など芸能界の性加害問題について何かと騒がしい昨今だが、最初に告発がなされた先駆けと言えるのは映画界における性加害問題だった。その映画業界での性被害者を迎えての討論番組の動画を昨日2本見た。
https://www.youtube.com/watch?v=CMXXf-nWG50&pp=ygUJYXJjIHRpbWVz
https://www.youtube.com/watch?v=u-AeB9-R9T8
見ていて思ったのは、つくづく日本はムラ社会だなあということだった。“お笑い芸人ムラ”では女性を強姦することがさほど悪いこととされておらず、それ故に芸人仲間やお笑いファンがおぞましい松本擁護論を唱えていて酷いものだが、一方で“リベラル文化人ムラ”では森達也の加賀賢三氏への脅迫的な二次加害発言が特に問題視されていないし、“サブカル文化人ムラ”は一度はお仲間の園子温の肩を持って被害者に二次加害を加えた。町山智浩と水道橋博士はそんな“サブカル文化人しぐさ”を表向きには神妙に謝罪していたが、自分の属するムラ自体を真に批判的に総括することはできていないように見えた。
とりあえずarc timesについて思うのは、性加害問題を重大視して動画をシリーズ化するのは良いが、だったらなぜ宮台真司を準レギュラーで起用するのかをひと言くらい説明してしかるべきではないか。宮台は自分達と同じ“ムラビト”で仲間だからか?