昔、Twitterに「ガリ勉どものヤンキー差別と戦う!ヤンキー差別は学歴差別!」みたいなことを言う奴がいた。そいつを見かけるたびに、多分いい学校を出ているからヤンキーに殴られたりカツアゲされたりした経験が無いんだろうなと思った。あるいはそいつ自身がそういうことをする側だったのか。ヤンキーが多い田舎出身の私はいかにヤンキーが暴力的で弱いものいじめが好きでイキり散らかしている割に権威に媚びまくるダサい卑劣漢かをよく知っているので、ヤンキーを好意的に見たことなど一度たりとも無い。差別主義者と呼びたくば呼べ。
「世の中のヤンキー差別と戦う!」というそいつの主張とは裏腹に、世間的にはヤンキーは至って好意的に見られているらしい。何しろ松本人志の性犯罪疑惑について「松ちゃんは尼崎のヤンキー上がりだし芸人なのだからそのくらいやって当たり前。ついていった女が悪い」みたいなことを言う奴がゴロゴロいるわけだから。ヤンキーのいじめ実演ショーみたいなお笑いバラエティ番組にどっぷり浸かっているうちにヤンキーの価値観を内面化してしまう奴が大量に生み出されるわけだ。今度の松本人志の致命的醜聞を機にヤンキー肯定の風潮が一気に無くなっていってくれたらこれほど良いことはないのだが。