『ゴースト・イン・ザ・プリズム』、書籍版・電子版ともに発売中です。
自閉スペクトラム(ASD)で不登校の13歳、ジュンが唯一わかりあえた叔母の急逝を知り、死んだ人が一時的に留まるという場所『プリズム』を目指す一夏の旅の物語です。
周囲から透明化され、何度となく自尊心を損ない、自分を無価値でばかだと思わずにいられなかった時代があったひとにむけて書いたお話です。よろしくお願いします。
書籍版 https://hibiuta.stores.jp/items/66eb60ea4f4ab623514a635d
電子版
Amazon https://www.amazon.co.jp/ゴースト・イン・ザ・プリズム-黒田八束-ebook/dp/B0DKMHTMG6
楽天kobo https://books.rakuten.co.jp/rk/6183e08ed9773e1196bedcacb62c24c8/
ひびうたさんのnoteでは、『ゴースト・イン・ザ・プリズム』の紹介記事を書いていただきました!
他の方の感想も読めるので、よかったら覗いてみてください🥹
https://note.com/hibiuta_editroom/n/n5e1a3cd78945?sub_rt=share_pb
yodoさんにも『ゴースト・イン・ザ・プリズム』をnoteで紹介していただきました。素敵なファンアートと一緒に、ぜひご覧ください。
全然こっちには何も届いてこないわけで、その届かなさみたいなのは、輸入とか来るの待ってる、とかより、あと、呼んだり行ったりして得るのではなくて、なんかこっちの言語で、こっちのやり方で、作っていかねばならないと思うし、それをしても「発見」されて「評価」されるんだよな、という苦々しさがある。
QT: https://fedibird.com/@tutai_k/113526844482960117 [参照]
『オはオオタカのオ』ヘレン・マクドナルド著/山川純子訳(白水社)
#読書 #fedibird
QT: https://fedibird.com/@tutai_k/113526552967972741 [参照]
魅力や意味を感じるので…)でも、野生の炎を燃やし続けている存在をこのように理解しようとして、でも「理解されない」し、「理解される」のか、というのがすごくよかった。
著者はメイベルに対して、自分のタカだと言う自信もあるけれど、悲しみに寄り添ってくれる存在としての依存もあるし、そして、最終的には鳥と人間という異種間での共同生活だから、メイベルが飛び立ってしまうと凄まじい不安に襲われてしまう。逃げようと思えばタカは逃げてしまえるし、なんか気に入らないなあと思ったら長いこと帰ってこなかったりとか…。ペットらしい「甘え」よりも、狩りができるという強さを持っているが故に、選択肢がタカ側にもかなり豊富に用意されている、と言うところに、共同生活の危うさがあるのがとても良かった。
タカのふくふくした描写や、人間がとにかくわずらわしいとか、自然の描写とか、外国の話なのに手に取るように感じられた。
この著者のハヤブサについての本もあるようなので、こっちもまた読んでみようと思う。
『オはオオタカのオ』ヘレン・マクドナルド著/山川純子訳(白水社) #読書
去年の10月に熊本の橙書店に行った時に、気になってたんだけど別の本を買って、あれからずっと忘れられなかったんだが、今年また同じタイミングで同じお店に行ったら私を待っててくれたので買った。
幼い頃からタカ(この場合、ハヤブサも含む大きい括りのタカ)のことばかり考えて、タカにまつわる本はなんでも読んでいた著者。父の死という絶望のそばに、一羽のオオタカがやってくる。オオタカは、チョウゲンボウやハヤブサよりも気難しい鳥で、著者は鷹匠としてメイベルを飛ばす(つまり狩りをする)ために、トレーニングをしていく自分を、過去に同じようにオオタカと暮らしていたホワイトの手記に重ね合わせていく。ホワイトの手記は、タカにたいする虐待でしかないのだけれど、ホワイトがタカを通して向き合っていたものは、絶望であり、社会からの抑圧であり、コントロールできない己の激情でもあって、「わたしはそうではない」と何度も言い聞かせながらホワイトに寄り添い、タカと同化して塞ぎ込んだり、攻撃的になったり。
わたしはペットとして鳥を飼うことに憧れはあってもそこまで積極的にはなれなくて、色々考え込むことが多いんだけど(手元にいて認識されることよりも、されないこと/距離があることに→
📚読書会企画📚
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鳥写などしながら静かに暮らしています。
『ゆけ、この広い広い大通りを』(日々詩編集室2023年9月)書きました。時々小説を書いて本を作って生きています。