ちょっとミスリーディングな出だしだな。要約すると「統治シミュレーションものが独裁者批判のシリアスゲームになるモメントが『トロピコ2』にある」という感じのツリー。面白かった。
“「人を殺してはいけない理由」にはいろいろな試案があるが,どれも内面化してくれなくてしっくり来ない人におすすめしたいのが『トロピコ』っていうゲームなんだよな。自分がやったのは「2」だった。↓”
https://x.com/dif_engine/status/1862126831362777412?s=61&t=GC7VSa4PcXnbn5H8qsel2w
ツイートがバズることは虚しい。たのしいのは200RTぐらいまでだ。そのあとは、ツイートが人が思い思いに落書きをする素材にされるばかりだし、実りのある議論を見ることなどほぼない。
4gamersでの向江の連載の展開は、ちょうど文化庁の「メディア芸術カレントコンテンツ」での乙女ゲーム形成史の調査と並行しているようだ。
第1回 「乙女ゲーム」という名称はどのように広まったのか?
第2回 理想の「女性向けゲーム」を求めて:「ネオロマンス」が築いた基礎(1985年〜90年代)
この記事書いた人、情動論もやってる。
第7章 ビデオゲームにおける情動/感情――インターフェースと快・不快[向江駿佑]
https://www.keisoshobo.co.jp/book/b639041.html
ホラーのサーヴェイも書いてる。
5章 回帰と拡散のホラーゲーム 2015-2024 ――向江駿佑
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-788104-2
めっちゃ調べててえらい。
「悪役令嬢と言われても、アンジェーリークぐらいしか該当する作品がない」とかつて言われたものだが、調査によってぐっと認識の精度が変わった。
向江駿佑「「悪役令嬢を探して」第2回:2000年代乙女ゲームの「悪役令嬢」たち。180本以上から見出したバリエーション豊かな悪の華を検証する」(4gamers)
あまり書き物ができてない。