@wak ああ、それは悪役令嬢ものと婚約破棄もののズレですね。ニアイコールではあるんですが、ちょっとズレる。
悪役令嬢ものは、当人あるいは近傍の人(執事主人公とかもある)が「このままでは破滅する!」と知っていきなり行動改善するもので、婚約関係にないことも多い。『偽聖女クソオブイヤー』とか『ティアムーン帝国物語』もそっちかな。「このままだとやばい」の一つに王族婚約が入ったり入らなかったり。『悪役令嬢の兄に転生しました』だと兄の立場から妹を躾けてるうちにシスコンになる。
婚約破棄ものは、典型的には、冒頭から婚約破棄で開始、その瞬間、原作とかループ記憶とかを思い出して、そこから行動原則が急変するもの多くて、こっちは悪役令嬢ものよりロマンスのコテコテ具合が割と強め。上澄みだけ選ぶとそうでもない作品でアピールできるけど。
全体として、悪役令嬢は、「主体的意思の確立、経済的自立、ついでに対等なカップリング形成」が目立ち、婚約破棄は婚約者を奪うかませ犬ヒロイン像との対比で増幅される(「男好きするヒロイン」とかが置かれる)印象かなあ。
こういう「読者は真実に気づいてて満喫できる」構図も、あーあるあるだなと。https://twitter.com/o_sakanaegg/status/1736779235375935709?s=46&t=5mSltbi1UVoy9J3RPXDKUQ
「婚約破棄はもう古い、契約結婚が今の流行り」説があるそうだが、若木民喜の少し前に完結したラブコメ漫画『結婚するって、本当ですか 』と同じで、偽装や形から入ってるうちに距離が狭まって〜、という昔からあるやつっぽいなー。
https://twitter.com/shirotae_sui/status/1736705508613251072?s=46&t=5mSltbi1UVoy9J3RPXDKUQ
『チャイニーズ・タイプライター』のマラニーが共著で書いた『リサーチのはじめかた』、事前に聞いた噂に違わず、良著の予感。序文からしていいこと書いてある。
あまり書き物ができてない。