【木馬亭七月定席五日目】2023年7月5日(水)

浪曲 わ太(みね子)「不破数衛門の芝居見物」
浪曲 恭太郎(金魚)「野狐三次 木っ端売り」
浪曲 はる乃(美舟)「真柄のお秀」
浪曲 奈々福(まみ)「茶碗屋敷」
~仲入り~
浪曲 菊春(美舟)「神田松五郎」
講談 織音「安井息軒物語」
浪曲 琴美(金魚)「東雲座」
浪曲 太福(みね子)「男はつらいよ第17作 寅次郎夕焼け小焼け」

今日は何といってもはる乃師匠だ。すんばらしかった、たのしかった、すごかったー。声も節も本当に聞きほれちゃうんだけど、それだけじゃない、弾けるようなリズムというかグルーブ感というか。表情豊かで折々くすぐりも混ぜ、客席を乗せに乗せて引っぱっていく。噺自体も面白かったが、あそこまで楽しくなるのはきっとはる乃師匠だからこそじゃないのかな。超初心者だけどそう思う。4月に聴いたときの黄門さまの散財合戦もほんとに楽しかった。この人、絶対すごい(超初心者だけどそう思う)。

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奈々福師匠もよかった。浪曲にも「井戸の茶碗」的な噺があるとは知らなかった。大筋は似ているが、細かい部分は結構違う。こちらは屑屋が右往左往するんじゃなく、直接対決だったり、細川の若侍が既婚者だったり。最後も違って、むしろこちらのほうが好きかもしれない。モノのカタとして娘が嫁に行くんじゃなく、父が細川藩に取り立てられて父娘ともども幸せになるという。

とにかく浪曲楽しい。浪曲がなぜどういうふうに楽しいかを誰かに言語化してほしいなあ(お前がやれっていわないで)。

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