アップ忘れてた。2023年3月13日(月) 「さん喬十八番集成~陽春公演~」
今日こそ聴けるか「井戸の茶碗」の願いとともに国立演芸場へ。結局……
左ん坊「やかん」
さん喬「締め込み」
さん喬「中村仲蔵」
~仲入り~
さん喬「百年目」
「締め込み」は久しぶりだ、嬉しい、と思って記録を調べてみたら、じつはさん喬師匠では一度も聴いていなかった。持ちネタのひとつであるのは前から知っていて、いつか聴いてみたいと思っていただけだったのか。寄席でかけるようなこういう軽い噺はむしろ巡り合うのが難しい。でも聴けてよかった。夫婦喧嘩の楽しさよ。柄の襦袢を着ていて、それでときおり女房が涙をぬぐう際に、ちょっとどきっとしたりもして(^^)。
「中村仲蔵」では噺にふさわしく黒紋付ながら、裏が真っ赤で袖からちらりと覗く。これまたどきっ。
「百年目」では旦那を番頭と言い間違える痛恨のミスがあったけど、いいんだいいんだ。最後の旦那と番頭の話の中で、番頭が軽くナスカボを踊らされる場面があった。先月深川で聴いたときにはこれはなかった気がする。
ともあれ、桜の季節にふさわしく、温かい気持ちで終われるいい三席だった。
@torajiyama おい、こっちにレポ忘れず頼むぜ。鳥より早く詳しくね、