#落語
(つづき)
小痴楽「あくび指南」
末廣で初めて聴いたときに、江戸弁の気持ちよさと、にじみ出る華がすごく印象に残ったが、それは今日も健在。堀から上がってつーっとナカに繰り込んじゃうおかしさもさることながら、あまりに下手くそでしまいに泣きだしたのには笑った。わたしはあくびにつられる体質なので、こちらもお連れさん以上にご器用に何発もあくびをしましたよ。
マクラも興味深かった。出身校である明星学園(三鷹の辺にある)の話。あそこは教科書も何もなく、先生が教えたいことを教えたいように教えるらしい。服装も自由、変な校則もなく、小学校のうちからみんな好きな恰好をしている。いいなあ、そういう学校あるんだね。その母校の後輩(?)の小学生が今日は大勢招待されていたらしい。子供が苦手なわたしとしては、かける噺の範囲が狭まるのでなるべく子供は寄席や落語会に来てほしくないんだけど、まあ仕方がない。(つづき)