おはようございます。
本日は「有明の月だけが、誰も訪れることのない私の家の庭に通ってきているよ」という歌を新古今和歌集から。
今日はやっと涼しいですね。
土曜日です。皆様どうぞご安全に。
10/26 No.493
有明の月ばかりこそ通ひけれ来る人なしの宿の庭にも
伊勢大輔 新古今和歌集
おはようございます。
本日は「深い山から落ちてくる川の水が紅葉色に染まっているのを見ると、そろそろ秋も終わりだなと分かります」という歌を古今和歌集から。
本日も東京は26℃で夏日予想。いつまでも半袖が脱げませんが、みなさま今日もご安全に。
10/24 No.492
みやまより落ち来る水の色見てぞ秋は限りと思ひ知りぬる
興風 古今和歌集
おはようございます。
本日は「また明日の夜を待ちなさい、とばかりに夜が明けてしまった。有明の月が素知らぬ顔で残っているよ」という歌を新古今和歌集から。
今日は雨模様。昼は気温が上がるそうですが果たして。
気温差激しいです。みなさまどうぞご安全に。
10/23 No.491
さらにまた暮れを頼めと明けにけり月はつれなき秋の夜の空
左衛門督通光 新古今和歌集
おはようございます。
本日は「曇っておくれ、じっと見つめていると悲しくなってしまうのは、月を見ると思い出してしまうあの人の面影があるから」という恋の歌を新古今和歌集から。
私は、月、面影、であんぱんのあの人を思い浮かべてしまって台無しでした。
今日は少し気温上がりそうです。気温差ありますが、皆様どうぞご安全に。
10/22 No.490
曇れかしながむるからにかなしきは月に覚ゆる人の面影
八条院高倉 新古今和歌集
おはようございます。
本日は「風が吹いて落ちて浮かんでいるもみじの葉の下、水底に、まだ落ちていない葉が見える(現実とは上下が逆)」という美しい情景の歌を古今和歌集から。
躬恒はこういうはっとおもしろい歌が多いですね。
本日は急にひんやり。気温差大きいです。皆様どうぞご安全に。
10/21 No.489
風吹けば落つるもみぢ葉水きよみ散らぬ影さへ底に見えつつ
躬恒 古今和歌集
おはようございます。
本日は「私の袂に、露がずっと残って、長い夜の間も月をうつしつづけているよ」という歌を新古今和歌集から。
今日は涼しめ、と思ったけど、あれだよ、昨日暑すぎだったからですね。10月としてはそんなに涼しくない。
みなさま本日もご安全に。
10/20 No.488
秋の露や袂にいたく結ぶらむ長き夜あかず宿る月かな
太上天皇 新古今和歌集
おはようございます。
本日は「こんなに恋しく思っているのに、これ以上どうしろというのかと、秋風になびく浅茅が色変わりするように、あなたの心も変わって(冷めて)しまうのでしょうか」という恋の歌を古今和歌集から。
本日は秋風、明日は真夏日の予報です🙄
みなさまどうぞご安全に。
10/18 No.487
思ふよりいかにせよとか秋風になびく浅茅の色ことになる
よみ人知らず 古今和歌集
おはようございます。
本日は「一緒に過ごした夢のような時間を忘れることはないですが、秋の日の寝覚めは本当に悲しくなります」という、死別の歌を新古今和歌集から。
本日はどんより天気です。
皆様どうぞご安全に。
10/17 No.486
見し夢を忘るる時はなけれども秋の寝覚めはげにぞかなしき
土御門内大臣 新古今和歌集
おはようございます。
本日は「もうこれで、と言ってあなたと別れた時の月でさえ、涙にくれて眺められはしませんでした」という失恋の歌を、新古今和歌集から。
本日は涼しめ、雨の予報もあるようです。
皆様どうぞご安全に。
10/16 No.485
今はとて別れしほどの月をだに涙にくれてながめやはせし
藤原経衡 新古今和歌集
ふたたびおはようございます。
本日は「露のおりた菊を折ってかざしましょう、いくひさしく長寿のつづく秋となりますよう」という長寿を願う歌を古今和歌集から。
菊の花の露は、長寿を叶えると言われていたそうです。
今日は誕生日だなーと思いながら書いてたら、日を意識しすぎて年を書き間違えました。🙄
みなさま本日もご安全に。
10/15 No.484
露ながら折りてかざさむ菊の花老いせぬ秋の久しかるべく
紀友則 古今和歌集
おはようございます。
本日は「鹿が鳴く声に目覚めて懐かしく思うよ、見終わらなかった秋の思いにまつわる夢を」という秋の歌を新古今和歌集から。
今日も秋晴れ、行楽日和です。
みなさま本日もご安全に。
10/14 No.483
鳴く鹿の声に目ざめてしのぶかな見はてぬ夢の秋の思ひを
前大僧正慈円 新古今和歌集
おはようございます。
本日は「あの人の面影が忘れられそうにもない後朝の別れだよ、尽きぬなごりを月にとどめている」という恋の歌を新古今和歌集から。
散々気をつけよと書きながら自分が風邪をひいた週末でした。
気温差がすごいので、みなさま体調ご安全に…。
10/13 No.482
面影の忘らるまじき別れかななごりを人の月にとどめて
西行法師 新古今和歌集
おはようございます。
本日は「秋萩の古い枝に花が咲いたところを見ると、あなたは昔の心を忘れていないのだな」という歌を古今和歌集から。
萩に語りかけているのではなく、目の前の人(たぶん女性)に、萩の枝を例えにして語りかけている感じですね。
本日は久々に晴れてお天気。秋花粉を感じます。
みなさまどうぞご安全に。
10/11 No.481
秋萩の古枝にさける花見ればもとの心は忘れざりけり
躬恒 古今和歌集
おはようございます。
本日は「うちのすすきの先に白露がおりたころから、秋風も吹きはじめたよ」と言う秋の歌を新古今和歌集から。
外を歩いても汗をかかないの、素敵な季節。
気温差大きくて体調崩しやすいので、みなさまご安全に。
10/10 No.480
わが宿の尾花が末に白露の置きし日よりぞ秋風も吹く
中納言家持 新古今和歌集
おはようございます。
本日は「秋に通おうと期待を持たせておいて、浅茅に露がおりる秋になってもあの人は訪れず、私の家までの道には深く木の葉が降り積もっている」と言う秋の深まりの歌を新古今和歌集から。
いきなり11月の気温、寒暖差がすごいです。みなさま暖かくして本日もご安全に。
10/9 No.479
頼めおきし浅茅が露に秋かけて木の葉降りしく宿の通ひ路
前大納言忠良 新古今和歌集
おはようございます。
本日は「辛いことを思い連ねて、雁が鳴きながら飛んでいく秋の夜な夜なだ」という躬恒の歌を古今和歌集から。
自身の嘆きを雁に重ねた歌ですね。
今日は朝からどんより天気の関東です。
皆様どうぞご安全に。
10/8 No.478
憂きことを思ひつらねてかりがねの鳴きこそわたれ秋の夜な夜な
躬恒 古今和歌集
本日は「梢に残る葉がまばらになっていき、地面に深く積もる葉を鹿が鳴らしているよ」という秋の山の歌を新古今和歌集から。
しかし本日は暑くなりそうです。もう暑いの疲れましたね。
皆様どうぞご安全に。
10/7 No.477
立田山梢まばらになるままに深くも鹿のそよぐなるかな
俊恵法師 新古今和歌集
おはようございます。
本日は「海どころではなく深く湛えられた水のようなわたしの清い心を、月が照らしてくれるであろう」という歌を新古今和歌集から。
海どころではなく深い、で深海を思い浮かべてしまう現代人なので、なんとなくしっくりきませんね…。
本日もすっきりしない天気ですが、皆様どうぞご安全に。
10/6 No.476
海ならず湛へる水の底までに清き心は月ぞ照らさむ
菅贈太政大臣 新古今和歌集
おはようございます。
本日は「初雁の声が秋風にのって聞こえてくる。誰の手紙を持ってきたのだろうか」と言う歌を古今和歌集から。
雁が手紙を運ぶのは、胡国にとらわれた蘇武が雁に手紙をつけて無事を知らせた雁信のエピソードかららしいです。
本日は10月で、そろそろ雁も渡ってくる季節なのに夏日予想出てますが、皆様どうぞ体調も心もご安全に。
10/4 No.475
秋風に初雁が音ぞ聞こゆなる誰が玉づさをかけて来つらむ
友則 古今和歌集
おはようございます。
本日は「秋の夜は長いと言うけれど、有明の月が出てくるのを待っているうちに更けてしまったよ」という歌を新古今和歌集から。
昨日は夏日だったのに今日は薄寒いです。夏と秋が交互にこんにちは…。自律神経やられますね。
皆様どうぞご安全に。
10/3 No.474
秋の夜の長きかひこそなかりけれ待つにふけぬる有明の月
右大将忠経 新古今和歌集
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専業主夫と娘あり。外資系勤務。仕事のあいまに、文章を書いたり短歌を詠んだり書写や書道をしたりゲームをしたり、ときどき気が向いたら手芸をしたり料理をしたり、図書館に行ったり、あとはなんだ、ぼんやりしてます。社会人芸大生もやってます。
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