映画『オッペンハイマー』には原爆投下のシーンが描かれていないことが日本で話題となったが、同じく描かれなかった悲劇がある。広島の原爆に使用されたウランの供給源となったシンコロブエ鉱山の労働者たちだ。
wired.jp/article/the-dark-hist

 “ユニオン・ミニエールは、労働者とその家族を住まわせるために、まるで捕虜収容所のような柵で囲まれた住居施設を建てていた。同社は当初、各家族に43平方フィート(約4.46平方m)の小屋(小さな車庫ほどの広さ)と、週1回の配給食料を与えている。鉱夫たちは、手作業でウラン鉱石を選別していた。ある鉱夫は、シンコロブエで採れるウラン鉱石を「豚ほどの大きさ」の塊だったと表現した。「黒と金色に光っていて、緑色の藻か苔に覆われているようだった」という。彼はそれを「麗美な石」と呼んだ。”

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 “40年5月、ヒトラーがフランスとベルギーを攻略。ベルギー政府はロンドンに亡命し、第三帝国はベルギーに親ナチス政権を樹立した。しかし、ベルギー領コンゴの総督は、連合国の支援を宣言する。軍隊を徴兵し、コンゴ人労働者を提供し、連合国に軍需物資を供給するための生産ノルマをコンゴ人に課したのである。その結果、大戦中、多くの人たちが両親や祖父母の手首が切り落とされた森に戻ることを強いられ、今度は何十万本もの軍用タイヤをつくるために天然ゴムの製造を命じられた。戦争が激化するにつれ、コンゴ人鉱夫たちは24時間体制で銅などの鉱物も採掘していた。”
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