気づけなかった戦争トラウマ 信田さよ子さんが見た虐待の奥底digital.asahi.com/articles/ASS

 “加害・被害の構図は複雑です。父の虐待に苦しんだAC女性たちの中には、「父はもう死んだから整理がつく。隣にいた母の方が、今も私を苦しめる」という思いを抱く人が、実は多い。「いつも不幸な顔をして娘である私に助けを求め、『あなたのために夫とは別れなかった』と言い、負の感情のはけ口を娘に向けてきた、あの母は何だったのか」と。

 ACの一番の苦しみの源泉は父であり戦争だったはずなのに、共に暴力の被害者だった母こそが今の自分を最も支配し抑圧している。このような分かりづらい構図もあるんです。国が家族から男を総動員して引き離し、ボロボロになった男たちのケアは家族にやらせる。そして家族がボロボロになってしまう。”

ベトナム戦争で戦争神経症を患ったのがアメリカ兵だけではないように、日本による侵略戦争と支配によるそれも日本兵だけではない、というのが後景に退きがち。

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記事の主旨としては仕方のないことかもしれないけど。

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