第5章 ジェンダー化された原子力 守られる性・無垢性・仕える性

被ばく女性の渡米、ヒロシマ・メイデンズ(原爆乙女)、親・保護者としてのアメリカ(娘を守る強い(父)親像)、オリエンタリズム
和解の非対称性、被害者性と女性性の社会的親和性

“政治学者のアイリス・マリオン・ヤングは、肉体的に不利である場合が多い女性と子どもが、いかに国防政策に利用されるかを紐解きます。特に「国家的危機」などと銘打たれる事件の際には、国防のレトリックがすぐさま発動されます。例えば九・一一の後のアメリカで、イラクとアフガニスタンへの侵攻の支持を獲得するために使われた、「女性と子どもを守るため」という「語り」は、その主語に守る側の「男性」を想起させ(実際には女性兵士もいますし、守られるべき成人男性もいるのにもかかわらず)、国防を正当化させる、と。そしてそれは、「守る」ことを美徳とする一方で、こうした物語に加担しない男性を「弱い者を守る意思・体力がない」と道徳的・肉体的に劣っているかのように扱う、と分析しています。”
 

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「○○という属性から女性や子どもを守る」「○○という属性が女性や子どもに危害を加える」に慎重でありたい。

なぜ原爆が悪ではないのか 
アメリカの核意識
宮本ゆき 著iwanami.co.jp/book/b515759.htm
QT: fedibird.com/@takako3599/11130
[参照]

 
第5章 ジェンダー化された原子力 守られる性・無垢性・仕える性 被ばく女性の渡米、ヒロシマ・メイデンズ(原爆乙女)、親・保護者としてのアメリカ(娘を守る強い(父)親像)、オリエンタリズム 和解の非対称性、被害者性と女性性の社会的親和性 “政治学者のアイリス・マリオン・ヤングは、肉体的に不利で...
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