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“異質なものや厄介なもの、評判が落ちそうなものを居住地域から排除しようとする意識は、ある種普遍的なものです。”

映画「不安の正体」監督の飯田基晴さんに聞く~精神障害者のグループホーム運営への反対運動はなぜ起きるのか
2022.06.14
shohgaisha.com/column/grown_up

「この問題でいえば、まず前提として、精神障害を持つ方に対する偏見や差別意識があります。 ただ、住民による施設反対の運動、いわゆる施設コンフリクトは、障害者施設だけではありません。私が子どもの頃、町内で墓地の建設反対運動が起きて、父も参加していました。なぜ墓地に反対するのか当時はよく理解できませんでしたが、『地価が下がる』という根拠もない『恐れ』だったと思います。 異質なものや厄介なもの、評判が落ちそうなものを居住地域から排除しようとする意識は、ある種普遍的なものです。火葬場や犬猫の殺処分を行う動物愛護センターなども迷惑がられて山奥にできたりしますし、かつての精神病院もそうですよね。『必要なことはわかるが、うちの隣は止めてくれ』、これはエゴですが、誰もが持ちうるものです」

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