とうとうこの日が…。昔、院生時代に宗教学研究室の電話番をしていた時、ちょうど創価学会と大石寺が「喧嘩」している時、学会員の方から相談みたいな電話がかかってきて愚痴を聞いてあげたことがあったな…。東大の宗教学とか印哲の偉い先生に相談したかったのかもしれないけど(そんなところじゃないのはともかく)。
その時、「信仰は捨てられないけど、『みんなの創価学会』から『池田先生の創価学会』に変わってきて、ついていけなくなってきたので」という愚痴は記憶している。/創価学会名誉会長の池田大作氏が死去、95歳… :
イスラエルとパレスチナの問題には枕詞のように「複雑な」がつけられる。「まるで中東研究の博士号を持っていないと語れない、かのように」。しかしそこを訪れたアフリカ系米国人の作家にとって、それはよく知っている状況であった。アフリカ系アメリカ人たちがよく知っている状況。複雑でもなんでもない、純然たるアパルトヘイトなのである。デモクラシーナウ、のインタビュー。
三ヶ月に1回書いている『中外日報』でのエッセイです。今回は統一教会への「解散命令請求」に絡めて、関連書の紹介(自著を含む)を書きました。色々詰め込んで、ごちゃごちゃした文章になりましたがご笑覧ください。/「旧統一教会解散命令請求 「宗教」と「家族」 動きに注視」
https://www.chugainippoh.co.jp/article/ron-kikou/jiji/20231027.html
録画したこれを見ている。イスラエルとパレスチナ問題の淵源。「アラビアのロレンス」も登場。彼は自分のやったことを生涯恥じていたと描かれているが…。
僕などは、神坂智子先生の『T.E.ロレンス』でこの問題を知ったのだが、イギリスとアメリカが悪かったよな、やはり。
https://www.nhk.jp/p/butterfly/ts/9N81M92LXV/episode/te/6QMKZ59MM2/
百田尚樹が極右政党を旗揚げするだけならどうでもいい話ですが、その共同代表に現職の市長が就任するというのは重大な不祥事ではないでしょうか。とりあえず、名古屋市民はリコール運動でも始めたほうがいいと思います(もちろん、署名を偽造することなく)。
https://www.sankei.com/article/20231017-JA4HIFVXSJJ2JPWQHJEPQEVC3M/
Dappiのアレ、あんまり騒ぎになってないけど、「自党を守り政敵を貶めるためならデマでも平気で流すし、なんならそのために党の金まで使う」ような連中が政権にいるってことで、放置してていい話じゃないと思うんだよな。
目的は悪辣すぎるし手段も下劣をきわめる。「ネットの誹謗中傷」といえば小さな話に聞こえるけども、あからさまな「悪」ですよこんなの。そんな「悪」が政治の実権握ってるままでいいのか、っていう話だよ
呉座勇一さんの訴訟と和解についての一私見 - researchmap https://researchmap.jp/blogs/blog_entries/view/137817/73f1851d4b0203c2b0d97938267b6d85?frame_id=478704
和解から半月過ぎ、その間世界情勢の変動もあって忘れられた感もある話題ですが、私の思っていることを何とかまとめたので、ご一読いただければ幸いです。基本的に以前と言ってることは同じといえばそうですが。
今更言うのも、という気がするが、「家庭」だとか「天の父母」とかを教団名に掲げているのを見ると、マタイ福音書10章34節以降を思い出す。曰く「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ」から始まる部分。
「わたしは敵対させるために来たからである。人をその父に、娘をその母に、嫁を姑に」「こうして、自分の家族のものが敵となる」「わたしよりも父や母を愛するものは、わたしにふさわしくない。わたしよりも息子や娘を愛するものもわたしにふさわしくない」云々という部分。
家庭を超える価値を提供するのは宗教一般にあるわけだが、教団名に家庭や父母と掲げておきながら、まさに「家庭を顧みない」信仰生活をも推奨するような「しくみ」があった(しかも、その信仰生活はあくまで主観的には「家族のため」なのだ)、というのは皮肉というには度が過ぎているだろう。
ともかく、「解散命令」が出るようなので、推移を見守りたいと思います。
「ほんっと嫌い」車椅子ギャルのエレベーター投稿に誹謗中傷が殺到…東京メトロは台湾に学べ https://diamond.jp/articles/-/329983
私の周辺で話題になっていた記事、やっと読めました。枝久保さんの数多の記事の中でもベストスリーには入るのではないかという力作。広く読まれてほしいです。
台湾の例にまで言及する視野の広さと、表参道駅のあるエレベータが障碍者の方の役にいまいちたっていないミクロな問題とが、見事につながっています。こういう文章を書きたいと常々思っていて、羨ましいです。古巣のスポークスマンにならず、一方的に断罪でもない、距離感も立派です。
交通弱者に必要なエレベーターを、特に必要な人にどう活用するか、「とにかく作ればいいんだろう」というハード面の解決にばかり目が行く問題を指摘し、ソフト面での解決を考えるべきという指摘は、今の日本が抱えている他の課題にも同じことが言えそうで、いろいろ考える起点にもなる記事です。
恩師の島薗進先生から、またまたご著書をいただく。ありがとうございます。古今の日本文学に練り込まれた死生観、もっと言うと「グリーフケア」の可能性を探る営み、と言って良いか。/ 島薗進『死生観を問う:万葉集から金子みすゞへ』
「親学」の「先進県」である埼玉県に、これ以上の「成功体験」を重ねさせてはいけないと思います。/このオンライン署名に賛同をお願いします。「10月13日可決予定!STOP! 埼玉県 子どもだけの登下校禁止条例!! #虐待禁止条例 #改正案に反対します」
https://www.change.org/p/10月13日可決予定-stop-埼玉県-子どもだけの登下校禁止条例-虐待禁止条例-改正案に反対します
川瀬貴也。大学教員。宗教学者。専門は日韓近現代宗教史。宗教学、思想史、近代文化史、社会学の周辺をぐるぐるしているつもりです。発言は個人の見解であり、所属とは無関係です。