シラバスを更新しました。
24年4月のミーティングスケジュールを更新しました。
現代思想23年10月号は「スピリチュアリティの現在」特集。
どの論考も非常に参考になりますが、柳澤田実氏の『感情が「現実」を作る時代――なぜニューエイジというアメリカの病はこれほど根強いのか』は『諸相』スタディのなかでも取り上げました。
ジェイムズの「二度生まれ」と「一度生まれ」という概念、また自己放棄(self-surrender)や「健康な心」という概念を理解するためにも役に立ちます。
アメリカの反知性主義の歴史を知りたければ、まず参照すべき必読書。
AAを理解するには反知性主義を避けて通るわけにはいきません。12の伝統、12の概念がなぜ生まれ、どのような意図を持っているのか。
AAメンバーはもう一度、伝統と概念を学び直す必要がありそうです。
ユングといえば、ビッグブックにも登場するAAの理解者の一人です。ユング博士なしにAAは成立しませんでした。
そんなユングとジェイムズの影響関係はこれまであまり取り上げられることはありませんでした。しかしユングはたびたび『宗教的経験の諸相』に言及したことが知られていること、またユングの研究テーマからもジェイムズは無視できるものではないはずです。
このテキストはユングとジェイムズの関係を明確に論じており、両者に多大な恩義があるAAメンバーにも非常に有用でしょう。
#books
ビッグブックスタディ in 京都のフライヤーをいただきました。
5月25日(土)10:00〜16:30
ハートピア京都
事前に下記Googleフォームから参加申し込みが必要とのことです。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfXLqFBmdGzgn2goHezJigOhUIkCiX47rpJNsMjmTeX9qdK5g/viewform?usp=send_form
現代の分析哲学、言語哲学の泰斗によるジェイムズ批判。
このテイラーが提出する批判に『諸相』スタディも影響を受けました。AAは『宗教的経験の諸相』だけで成立していないという事実を、このテキストから理解できます。
オックスフォード・グループをはじめとするAAの豊かな源泉の価値と意義を理解することができるでしょう。
哲学としてのプラグマティズムを理解するために必読の論文が訳出されているテキスト。
どの論文も骨太で理解力を試されるものですが、取り組む価値はあります。これらの思想を土台をして、AAも12ステップも成り立っているので。
付録にある「プラグマティズム文献案内」を頼りに、さらに学びを深めていくこともできます。
『諸相』スタディメンバーの執筆記事をシェアします。
https://note.com/modern_orchid605/n/nad9a3d573dca?sub_rt=share_b
【お知らせ】
24年2月『諸相』スタディは、ミーティング・リーダーの親族訃報、葬儀出席のため臨時休止とします。
次回は3月2日に開催します。
『諸相』スタディはAAグループですので、スポンサーシップを大切にしています。
AAのスポンサーシップは明確に心理療法ではないのですが心理療法の実践から学ぶことは多いです。
このテキストは臨床心理士として日々クライアントと接する遠藤先生が自身の失敗を振り返り、そこから学んでいくテキストとなっています。
この姿勢はスポンサーシップでもとても重要です。AAはアマチュア集団であり、そこでの関係性で失敗が起こらないはずはないからです。
もしスポンサーがスポンサーシップで失敗したことがないとしたら、それこそが最大の失敗でしょう。
私たちは自分たちの失敗からこそ学ばなければなりません。その際に、このテキストは非常に役に立ちます。
【お知らせ】
24年2月『諸相』スタディは、ミーティング・リーダーの親族訃報、葬儀出席のため臨時休止とします。
次回は3月2日に開催します。
「そうした回心には共通の特徴があります。それはそうした経験は敗北した人々を完全に変えてしまうことです。現代現代心理学の父であるウィリアム・ジェームズがそう宣言しました。」
「ビル・Wは、『諸相』を読んだ結果として、自分の得た霊的体験がアルコホリズムを解決するものであることを確信し、かつての自分と同じように解決を求めているアルコホーリクに対してそれを伝えていく活動を開始した。」
「ビル・Wは、1934年12月の入院中に霊的な体験をし、その後でウィリアム・ジェイムスの『宗教的経験の諸相』を読んだことで、自分の体験の意味を知りました。」
『諸相』スタディはスタディ・ミーティングを行う #AlcoholicsAnonymous の特別グループです。
毎月第1土曜日20時からZoomで、W.ジェイムズ著『宗教的経験の諸相』をつかったスタディ・ミーティングを開催中