武は『その男、凶暴につき』が一番好きで、予告編も最高にアガる。
https://youtu.be/5ICTJTCBmYY?si=JxJZrcvq0EVVKyn1
武の『首』、予告編を観た感じでは不安半分期待半分。
https://youtu.be/vcGZ8m7tqDI?si=0i7PvIVrMukRDDA_
山崎貴『ゴジラ−1.0』観た。かなり微妙。脚本と演出プランの練り込み不足が目立つ。そのせいで、話の一番大事な部分がチグハグ且つブレブレになっており落ち着かないこと夥しい。この作品は特攻精神≒旧軍の肯定をしたいのか否定をしたいのかどっちなんだよ、と問い詰めたくなった。ラストの展開から察するに後者だとは思うのだけど、それにしては前者を臭わせる描写が多くて困惑&混乱する。
役者の演技が悉く抑制を欠いてるのもいただけない。特に吉岡秀隆と佐々木蔵之介のそれは「演技」と呼ぶのも烏滸がましい醜悪さで、どうしてこれでOKが出たのか首を傾げたくなった。神木隆之介の「叫び」の場面もそこに至るまでの過程がだいぶ雑なので全く心に響かないし、あのご都合主義極まりない浜辺美波の扱いは一体なんなのか。さすがに非映画的すぎるのでは。
清水崇『忌怪島』観た。村三部作のほうが好みだけど、悪くはなかった。村八分爺さんの部屋の壁に不気味な黒いシミが浮かぶ→壁が崩れて母親の死体が現れるくだりはホラーらしい昏いカタルシスがあって良かった。過去回想のフェイクドキュメンタリーっぽい処理やラストショットの後味の悪さも好み。
別にアニメに限った話じゃないけど、「全人類に推したい」みたいなちょけた勧め方をされたら、そんな退屈で無個性ワードを使うセンス欠乏症の人間が勧める作品が面白くないのは分かりきってるので絶対に観ない、としかならないな。そのハッシュタグ、ネガキャン以外の何物でもないよ。
右のやつがめっちゃ美味しそう。惣菜パンにイチジクのコンポート入ってる珍しくないですか?
マーティン・スコセッシ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』観た。普通に長いよ。この題材なら尚のこと二時間程度にまとめたほうが良かったのでは。
いわゆる「社会派作品」にたっぷり三時間以上の尺を使って重厚感/説得力を出していくスタイルから、80歳の老人のジャーナリズムに対するあまり宜しくない欲望を感じて微妙な気分になる。もっと軽くていいんだよ。
祝祭的な場面と陰惨な暴力シーンがシームレスに繋がる編集の妙や、所々の強いショットには唸るけど、全体としては間延び感が強いし、なんか画面に映す死体の数ケチってません? どうせ残酷西部劇をやるなら、マッカーシーの小説みたくもっと徹底的にやって欲しい。
休みの日に映画を観ます。時々、本も読みます。