myFFF長編部門『スペアキー』観た。フランス伝統?のヴァカンス映画で、団地映画で、アントワーヌ・ドワネルの系譜も思わせつつ、そのどれにおいても丁寧に違った景色を見せてくれる映画で良かった。大人は判ってくれる。
最初は見過ごしてたエメラルド色が途中からすごく目について、家の中も着るものもエメラルドとブルーだらけ。とりわけフィフィのパーカーとステファンのTシャツの配色がまるでペアルック。そして車も!子ども時代は逃げるのに自転車しかない、自由を得る車は大人のもの、ってのがさりげなくじわりと。あと、ここにもタンタン(私は好きじゃなかった『緑の香水』もタンタンだった)。