:hyuki: SNSについて何となく思うこと

SNSの仕組みと距離感の話。

SNSの仕組みと距離感の話、と話し出しましたが、何かまとまったアイディアがあるわけではなくて、思いつくまま話しています。

今は朝の散歩の最中なので、すべて音声入力をしています。なので、ところどころ誤字脱字があったり、誤変換があったりするかもしれませんがご了承ください。

Twitterの運営がいろいろゴタゴタしているみたいなのでマストドンを再開して、昨年末位からSNSをいろいろ試しています。

SNSと言っていいのかどうか分かりませんが、discordも以前から使っています。といっても、それほど熱心に何かのコミュニティーに参加しているわけではありません。あちこちのぞいている感覚ですね。

素朴な感覚としては、どのようなSNSを使うかよりは、どのような人がそこに集っているかの方がはるかに大きなことのように思います。当たり前と言えば当たり前ですね。

タイムラインを適切に整えてミュートを駆使すれば、私個人的には、Twitterでも特に不便も不愉快なこともありませんし、もちろんマストドンでも同様です。discordの場合には、自分のタイムラインというわけではないので、ちょっと趣は違いますけれど。

気心の知れた人、というと大げさですけれど、「この人は大体こういう話題を話すだろうな」という予想がそれなりにつく人がいて、その人の話をまったりと聞いたり(書いたものを読んだりという意味です)、何か思うことがあったら、気楽にリプライできるような環境があれば、私は楽しく過ごせるように思います。

不特定多数の人が見ているSNS上で、かなり真剣な議論をするのは難しいものだと思います。建設的な議論のためには、お互いの信頼関係が必要ですし、ときには「これはどうなんだろうな」と中途半端な思いを抱きつつも、相手に提示するケースだってありそうだからです。そういうことができるのは、相手が自分の発言を悪意を持って受け取らない安心感があるからですね。

不特定多数の人、特にバックグラウンドや前提条件が大きく異なる人が見ている中で、そのような突っ込んだ議論をするのはとても難しいことだと思います。

朝の散歩しながら、SNSについてなんとなく思っていることを話しました。特に結論めいたことがあるわけではありません。

この toot にある「距離感」という考え方は凄い大事だと思っていて,もっと言うと既存 SNS は「距離感」を上手くエミュレーションできない。

たとえば近代に登場した「プライバシー権」は,もともと空間へのアクセス(つまり距離感)を制御する権利だ。個人空間へのアクセスを許可する権利は個人の側にある,という考え方。これがインターネットが「社会」と接続することにより意味が変わった。つまり「空間へのアクセス」から「情報へのアクセス」への拡張である。だから個人情報とプライバシー(権)との間には密接な関係があると言える。でも,サービス・プロバイダは自サービス内におけるユーザの行動を制御したいし最大限に利用したい(いわゆる CRM)。これが場合によっては個人のプライバシーへの敵対行動になるわけだ。 [参照]

話が逸れた。

そういった諸々の事情があり, SNS におけるユーザ間の「距離感」の実装はかなりお粗末なことが多い。ユーザが制御できるのはせいぜいフォロー・フォロワー関係くらいで,その中でグルーピングや重み付けはできない。下手をするとサービス側が「おすすめ」と称して勝手に関係の重み付けを決めつけたりする, Twitter のように(笑)

実際には「フラットな社会」というのは存在しない。単純に考えても,まず家族というレイヤがあって,その外側に恋人や友人あるいはクラスメートや会社の同僚とかいったレイヤがあり,人によっては同好の士みたいなレイヤもあるだろう。そして最も外側に公衆レイヤがある。 には基本的に公衆レイヤしかない。フォロー・フォロワー関係は公衆レイヤに対するフィルター機能でしかないのだ。 DM なんて飾りですよ(笑)

フォロー

じゃあネットで「距離感」を実装するにはどうすればいいかというと,今のところは複数のサービスを使い分けるしかない。私はリアルの友人間のやり取り(というか近況報告)を でやっていて投稿の公開はしていない。家族や親しい友人とのやり取りには別途メールかメッセンジャー・アプリを使う。仕事上のやりとりでも Teams などのツールを使い分ける。そんで は「双方向広告媒体」と認識している(だから自分が制御できない広告 tweet を差し込まれるとムカつくのだ)。今のところ の立ち位置は決まっていない。

まぁ,でも,リアルでも人によってシチュエーションを使い分けるのは当たり前だし,ひとつの SNS で全てを賄うなんてのは無理な話だと思う。道具というのは適材適所で使ってこそ,である。

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