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高井ファントムは子音の発音が曖昧になりがちだった(例: こころのおもむくまあー!)けれど、「言葉をしっかり届けろ」的なやつにうるさ厳しかった四季的にはあれはオッケーだったんだろうか。

BWオペラ座閉幕に際して収録されたThink of Me~クリス・ラウル・ファントム歌唱ver.~、エモすぎて「😭」になっちゃう。とくに思い入れの無い3人に歌われて😭になるんだから、思い入れのあるクリス俳優とラウル俳優とファントム俳優に歌われたら泣きそう。

私が観た四季オペラ座ベスト回(暫定)のメイン3人の組み合わせは、高井&苫田&佐野、高井&苫田&鈴木、佐野&海沼&岸、かなぁ。ファントムとクリスティーヌの演技の解釈とケミストリーで印象的なのは佐野&笠松。

2000年以降の四季ファントムの中で誰よりも「憑依しているよう」と言われてきた俳優が「役になりきることは無い」と言い切っているの、面白いというか痛快というか「そうだよな〜演技ってそういうことじゃないよな〜」と思う。

「これって座れるんですね」と言われるような椅子の形状が気になる……!(気になりすぎてマストドン運用ルールを捻じ曲げるぐらい)

清水ファントムを初めて観た時の「あ、新しい!」という感覚、佐野ファントムを初めて観た時とよく似ていた。それぞれのファントムにそれぞれ(かなり)違う個性があるけれど、この2人は同時期の四季ファントムたちの中で特に異彩を放っているというか。

上手いな〜👏と思うファントムは国内外に何人もいるものの、クリスティーヌが歌う
But his voice filled my spirit
With a strange, sweet sound
In that night, there was music in my mind
And through music, my soul began to soar!
And I heard as I'd never heard before…
に完全に共感するファントムは私にとっては2人しかいない。そんなヤバい共感をするなと言われたらその通りなんだが……。

「〇〇さん(俳優名)の△△(役名)はちょっと……」みたいなことは書いてないけれど、観た主要キャストの中で1人だけ褒めていないどころか触れていない人がいるから、四季オペラ座ファンなら私が誰を好きではないか分かっちゃうんだよな……多分某フォロイーにはもうバレてると思う……。

藤原さんのクリスティーヌは見るたびに良くなっていて、特にPoNR後にかつてラウルが屋上で歌ったのと全く同じメロディ・ほぼ同じ言葉で愛を乞うてくるファントムを見つめる恐れと憐れみが入り混じった表情がとても良かった。

その後、クリスティーヌが「あちこちに引きずられて〜」と歌い椅子によろけるところで、河村カルロッタがクリスを案じるような表情をしていたのが印象的だった。恐れるクリスティーヌを囮作戦に協力させようと説得するラウルとアンドレとフィルマンとピアンジ=男たちと、クリスティーヌを案じるマダムジリーとカルロッタ=女たち、という対照的な図式。

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1階B列13番の席はしょっちゅう目の前にカルロッタが立つので、普段はほとんど見ていなかった別の人物たちが話している最中のカルロッタの様子がよく観察できて面白かった。たとえば、支配人室パート2で男ども(ラウル・アンドレ・フィルマン)が「最後は勝利だ!」とクリスティーヌ囮作戦でドヤっている時に、カルロッタとピアンジは顔を見合わせて「あー、なるほどね。その作戦でいいんじゃない?」みたいな満足顔をしていたことも初めて知った。

藤原さんはなんか観る度に演技が良くなっていて、今日は今期デビューとは思えないほど安定感があった。ToMの美しさよ。

MotN中のファントムによって違いが分かりやすく出る仕草を清水ファントムはどうしてるのか見たかったけれど、ちょうどそのタイミングでファントム-クリスティーヌ-私が一直線上に並んでしまって、ファントムがクリスティーヌに隠れて全く見えなかった。笑

そうそう。清水さんはカーテンコールで腰を90度曲げるお辞儀をしていて、オペラ座のカテコでこんなに深々とお辞儀するファントム俳優初めて見た!と驚いた。(ファントムは国内外問わず基本的にお辞儀控えめ)

私やっぱり岸ラウルが好きだな。失礼を承知で言うと岸さんより外見も年齢も“ラウルらしい”ラウル俳優はいるんだけど、私は岸さんの「クリスティーヌを理解しようと努めている様子が窺えるラウル」演技が良いな〜って思う。この作品はラウルがクリスティーヌの伴侶として信頼に足るように見えないとラストが微妙になると思っているので。(その点でコイツちょっと信用できないぞ感が滲み出ているハドリーラウルは残念だったんだよね〜 ハドリーは演出に従ってああいう演技をしただけだと思うけど) あとシンプルに歌声が好み。ダンスも丁寧で綺麗。
最後の地下でファントムに「二人して出てゆけ 一人にしてほしい」と言われている時の凄い表情も印象的。今日も目が真っ赤になってたし。スタンプラリー動画で「カーテンコールで気持ちの整理がつかない」と言っていたけれど、本当に入り込んじゃってるタイプなのかな。

備忘録:河村カーラ、増田アンドレ、平良フィルマン、秋本ジリー、永井ピアンジ、岸ラウル、黒柳メグの七重唱がすごく良かった

まさか初の清水ファントムを最前列席から観ることになるとは思わなかった。そもそもオペラ座を1階最前列で観るのも初めてだったし……。
清水ファントム、独特で斬新なファントムで面白かった。現ファントム4人の中で最も「駄々っ子」感が強い。全体的に幼稚で感情表現が顕著、それを歌唱にも反映させるため、所々で正確なメロディを犠牲にしていくスタイル。とはいえ歌は普通にとても上手く(「普通にとても上手い」とは)、声量も十分あり、ロングトーンはどこまでも伸びる。個人的には声が高めなところが良かった。私やっぱりファントムは声が高い方が好きっぽいな…… 高井ファントムは例外。
若いながらも慈悲と母性を感じさせる藤原クリスとの組み合わせだと、終盤では母と子供のように見えた。

好きだけど観る/読むと悲しくなったり辛くなったりする作品ってあるじゃないですか。でもオペラ座の怪人は特に悲しくもならないどころがむしろちょっと元気になるので何度観ても大丈夫!

昨日は周年公演だったから拍手の音の大きさにファン率の高さが表れていたんだけど、終盤で客席のそこら中から鼻を啜る音が結構聞こえて「えぇ〜 ココって泣きどころなんだ?」とオペラ座でちっとも泣かない私は思ったことだった。

もしかして、佐野ファントムと海沼クリスの組み合わせはもう観れない可能性がある……?

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