トランス男性は『周縁化された男性』であると言われるが、移行前はいわゆる"女性"の枠に収まれないことによって様々なハンディキャップを抱えることになる。これを語る言葉として『(女性社会で)周縁化された男性』という言い方はできるのか、また適切なのだろうか?(女性社会で周縁化されるのは女性に限らないといえばそうかもしれないが)
トランス男性が移行をある程度進められるまでの期間、キャリアの土台となる少なくとも義務教育〜大学進学前後の重要な時期において、シス女性よりさらに過酷な環境に置かれることとなる。これは『社会から周縁化された男性』という表現ではspecificに問題を指摘できず、『周縁化された男性』という概念では盲点になりがちなためか、移行後の生活にも長く尾を引く深刻な問題であるにも関わらずあまり語られることがないトピックであるように思う。
@skipjack まあ、トランス男性で研究者になれるような人は環境的に恵まれている人が多いだろうし、あまり実感として感じにくいというのはありそう。かく言う自分も大卒ではあるし。