翔んで埼玉
意外とガチな映画だった
多分埼玉をネタにする風潮の延長くらいに受け取る層のほうが多そうだけど、実際には「医務室を使えるのは東京都民だけだ!埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ!」とか露骨にして誇張してあるだけでマジな差別だし、「都会指数」とか選民意識のカリカチュアで下らなさを表現したように見えるし、過去パートは暴力革命と汚職発覚による失脚で解放を成し遂げて続編へエンドだし、そういう「(自虐ネタではなく)地域を馬鹿してネタにする」風潮を風刺する要素があるように見える(観客が広くそう受け取るかは別にして)
ただラストで一見全国に膾炙したものが実は埼玉発祥であることを紹介して何もないことはないと示しているようにも見えるけど「日本埼玉化計画」とか都道府県版のナショナリズムっぽいもの(都会を鼻にかける都民の思想と同根では?)を無批判に引き継ぐっぽい描写もあるので何とも言えない
そのあたり有耶無耶にして誤魔化した感じがある
続編前提っぽい作りだったようにも見えるし