↑上記記事の広報担当者の言葉にある「このような表現がノグチ美術館の多様な来館者の一部を意図せず疎外する可能性があります。」
こういう姿勢の言葉はよく見られるけど、「既に意図して疎外されている者」には全く触れていないんだよね。そして、マジョリティというか、特権性の高い人たちを想定して使われているであろう「多様な来館者」という言葉。
圧倒的な不均衡のもと、今も人の命と土地が暴力的に奪われ続けていることに対して、中立を守る必要がどこにあるのだろうか。ここで中立を守ろうとすることはどんなにそれらしい言葉を使ってももはや虐殺への加担でしかない。むしろ虐殺への加担を隠すためにそれらしい言葉を使っているだけではと思う。
従業員70人中、50人が抗議しているとのこと。美術界もやべえな(日本も)と思いつつ、こうして立ち上がる人たちもいることが一抹の希望。