アメリカの格差状況は、かなり前から伝えられていますが、日本も多少の時差を置いてそれを追いかけているようなところがあるので、似たような社会状況になっていくのかもしれません。
日本は現在のところ、所得格差による健康格差はあっても、寿命格差にまでは明確に表れていないと思いましたが、この社会状況だと、統計的な寿命格差として所得格差が反映されるようになるのも近いのではという気がします。
「米労働統計局の驚くべきデータがある。民間ブルーカラー労働者の平均収入は、インフレ調整をすると、現在よりも実は1972年の方が高かった。つまり、今日のブルーカラー労働者の平均収入は実質ドルベースで、52年前の祖父母の世代よりも少ないことになる。」
(コラムニストの眼)見捨てられた民主党 怒る労働者へ、尊厳の再分配を ニコラス・クリストフ
https://www.asahi.com/articles/DA3S16087932.html