行政レビュー、本当に言うべきことを言っていただいていて、本来はこの観点は、事業を組み立てる段階で組み込まれているべきなんだと思います。

*「地元のニーズ」が、正しいニーズであるわけではない。人々のニーズがその時正しいかわかるわけではない。

*「べき論」がないところに毎年毎年雇用が必要だからということで、目標なきところに予算を投下し続けている

政治サイド、特に県知事や県政が「べき論」とは言わなくとも、「こういう将来の姿にしたい」というまちづくりの方向性を打ち出せば、まったく状況は違ったと思いますが、福島県は「金よこせ」しか言わないですから、それは、無目的に予算を延々と投下し続けているだけ、に見えると思います。

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行政レビュー、委員からの指摘に対する担当省庁の回答を見ていると、午前中の復興庁と午後の経産省との回答のしかたが大きく違い、経産省の方は、曲がりなりにも事業をグリップしようとしている様子が見て取れますが、午前中の復興庁は、まったくグリップが効いていない、ということがよくわかります。

前々から、復興庁は復興の司令塔ではなく、復興のお財布持ちにすぎない、と言ってきたのですが、次元付き省庁でプロパーがおらず、大臣は毎回名誉職がわりのご褒美ポストで、ろくろく政治的なグリップも効かない、福島県もまともなビジョンを示さない、というなかで、唯一、利権分配装置だけがグリップがわり、という状況で現状に至ったという状況が浮かんで見えます。

内堀さんは、2期目あたりから、あたかも自分が復興庁に指示する立場であるかのような物言いをはじめたのですが、そのあたりの「勘違いぶり」が如実に現れているのだと思います。

復興庁は県知事の所掌ではないにもかかわらず、あたかも自分の部下に対するかのような物言いをはじめ、ぎょっとしていました。

それに対して、復興庁は「被災地のために」という設定で、プロパーがいないため発言力の強い官僚もいないのに加えて、政治的にも、大臣はお飾りポストで、自民党の加速化本部と県知事が太いパイプを持っているため、従う以外の対応はできず、誰がなにを担当してどう意思決定していくのかということが、ぐだぐだになって、「地元に寄り添って」と言いさえすれば要求がなんでも通るようになってしまい、結果として、県政・県庁側は天狗になり、「オラオラ」しさえすれば、復興予算がいくらでも降りてくると勘違いして現在に至る、ということだと思います。

それにしても、これに対して、福島民報は、一面で行政レビューに対して、「現状通り」を求める、と掲載していましたが、なんと愚かなことを、と思います。

見直し不可避という路線はすでに敷かれており、この先は、条件闘争でなにをどう残していくか戦略的に戦っていくしかないのに、こんなにグダグダな予算配分のあり方で「現状通り」を要求するのは、自分から2度と浮かび上がれない滝壺に飛び込んでいくようなものだと思います。

県政方面の愚かさに呆れるのは、今回だけではないので、驚きはないですが、いいかげん、少しは、福島界隈以外の外に出て、社会の状況を見回してみたらいかがですか。

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