自民党が今回の衆議院選挙で福島では負けたから、復興予算削減の流れになっている、という話なのですが、今回の行政レビューで福島再生加速化交付金が俎上に載せられたのは、会計検査院から指摘を受けたことと、政府がここのところ濫造している「基金」の管理についての疑念が高まっていることを受けてのもので、あまり関係ないのでは、と思います。
そもそも、復興予算がなくなるタイミングで、事業の見直し不可避なのは、復興庁ですでに事業見直しに向けての委員会が立ち上がっているところからも明らかで、自民党が勝ったか負けたかはほぼ関係ないと思います。
根本匠さんが引退前の置き土産に残した自民党の加速化本部提言も、そもそもが財源の裏付けがなく、絵に描いた餅になる可能性は最初から高かったと思います。
自民党が盤石であったとしても、最初の1年くらいは顔を立てて無理に国債などで予算を引っ張ってきたとしても、それが3年、5年と続けられると考える方が不思議です。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240912/k10014580151000.html