国の行政事業レビューで、福島の復興予算が取り上げられて、見直しの必要性が指摘されたようです。当然のことだと思います。こんな予算の使い方が今後も続けられると思う方がどうかしています。

「23年度末の基金残高が806億円に上るが、国側は「純残高は142億円で、残りは今後の支出先が決まっている」と説明。有識者側は「全額返還したくないために企業が『(事業を)やります』と言い続けるというモラルハザードにつながらないか懸念がある」と指摘した。」

復興、成果見えにくく 国の行政事業レビューで指摘 有識者「見直し、検証を」 /福島
mainichi.jp/articles/20241115/

行政事業レビュー、有識者委員のコメントからは、「なんでこんなわけのわからないことになってるの??」に近い詰められ方をしているのですが、復興庁の担当者の回答のなかに、福島再生加速化交付金で福島県立医大の創薬開発への投資が含まれているとあるのですが、これは完全に便乗ではないしょうか。

帰還環境整備には、創薬は関係ないようにしか思えないのですが。

他にもどれくらい、復興予算に便乗しているのか、会計検査院が入ってみてもいいのではないでしょうか。

live.nicovideo.jp/watch/lv3460

市町村単位の要求で、10/10全額補助で、それぞれの自治体が、横並び(メンツ競い合い)でそれぞれ同じ施設を要求したもので、ハコモノ過剰になっているのですよね…。
委員の「なんじゃこりゃ…」感は当然といえば当然だと思います。 [参照]

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福島復興加速化交付金は、使い勝手がいいぶん、さまざまなアクターそれぞれが都合よく手を突っ込んで好きに使ってきているので、共通するアウトカムがなにかというと、「好きに使える」しかないので、担当者さんがしどろもどろになるのはやむを得ないとは思います。

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