「戦争を止めても平和が訪れない状態が、ブチャでは生まれてしまったのです。これまでの紛争では、戦闘を止めることと平和の達成とがほぼ同じ意味でした。だから「反戦平和」というスローガンがしきりに叫ばれたのですが、今回のケースを目の当たりにすると「何か違うな」と考えさせられますよね。今回の戦争は、日本の平和観にも課題を突きつけているのだと思います。」
ウクライナに入った二人のジャーナリストによる対談。いま侵略されている側のウクライナに停戦を呼び掛けることの意味含めて、反戦派を自認している人ほど読むといいと思う。戦争を終わらせることの途方もない困難とヨーロッパの現状、そしてジャーナリズム