感想 西川勝人展 DIC川村記念美術館
「静寂の響き」という展覧会名のとおり、静けさや時間が、立体や平面作品に凝縮されていた。
一人の作家による彫刻、インスタレーション、絵画。バウハウスの地を目指して渡独した人らしく、デザイン的でもあり、古代ローマの異物、侘び寂びの茶碗のような質感、ウニや貝の殻、宇宙人の忘れ物のような繊細な形状…
手触りを確かめたくなった(もちろん触らないが)
収蔵品展もすばらしかった。赤色の連作のロスコルームは人体の中にいるようでドキドキする。ステラの大きな作品は目の前に立ってこそめまいのような感覚を味わえる。コーネルの箱にはユーモアと廃墟が詰まっている。
レストランは平日午後の遅い時間なら待たずに入れた。噴水の池に白鳥が泳ぐのを見ながら、食用ホオズキなどを食べた。王侯貴族か。
緑や地形の豊かな庭園と端正な建物の中で近代から現代の佳品を鑑賞する贅沢。豊かさ。
美術館、閉館しないでほしい。
感想 『NOVA 2023年夏号』
斧田小夜「デュ先生なら右心房にいる」が読みたくて購入。斧田先生の描く中高年男性、味わいがある。
他に印象に残ったのは、溝渕久美子「プレーリードッグタウンの奇跡」賢くて心優しい生き物の知られざる世界が良い。
新川帆立「刑事第一審訴訟事件記録 玲和五年(わ)第四二七号」、こんな書き方ある?という文章で、つらい話だけど最後まで面白い。最近の死刑判決が無罪になったニュースを思い出す。
斜線堂有紀「ヒュブリスの船」は、地獄の新境地。いろんな方法で人が死ぬので自分は殺人推理ものが好きではないが、エドワード・ゴーリーが「おぞましい二人」を描いたように、推理小説の業を描いたようにも思える。
「リバー、流れないでよ」見た。舞台俳優さんの演技、キレがよくて面白い。
MIIB にも宇宙船として出てきた Alessi の Lemon squeezer あの脚のモデルはクモなのだろうか
寝る前に食べ物の話(くるみパン)
食品スーパーでタカキベーカリーのくるみパンを買ったら、くるみパン オブ・ザ・イヤーの一位獲得実績ありとシールが貼ってあった。なんだそのピンポイントな賞は。
カリフォルニアくるみ協会が主催していて、現在は2024年度の投票期間らしい。なるほどね。
くるみパンはだいたいどれもおいしいが、予想以上に種類がある。
https://www.californiakurumi.jp/kurumipan
岩波の雑誌「世界」あまり知らなかったけど、読みたくなる記事が揃っているなと思ったら、編集部が良い感じなのか。
https://www.iwanami.co.jp/news/n54355.html
JAMSTEC の配信を見てる。地球の内部を調べるちきゅうすごい。
一般向けの広報がうまい。興味をもった若者が後進を目指してしまう。研究分野も船内の他の仕事もいろいろあるな。
https://www.jamstec.go.jp/j/pr-event/jtrack/#event1
「三角兄弟」SFだし面白いな
「バクちゃん」とはまた違ったシビアな現実世界と優しさだ
https://michikusacomics.jp/product/msm_brothers
漫画、SF、動植物などが好き