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を初めて聴いた。
荻上チキSessionの派生?として始まったのかな?
荻上チキSessionより一般的な感覚で人権問題とか社会問題とかをフォーカスするラジオ番組。
一般的な感覚だからこそ、正直、荻上チキSessionよりヒヤヒヤするけど、より生活に密着した感覚を知ることができる感じがする。

初めて聴いたのは、与那国島出身の監督、東盛あいかさんが作成した全編与那国方言の映画の話で面白かった。
open.spotify.com/episode/3zRLw

若い世代である東盛さんは、与那国島方言に自分のルーツとアイデンティティを見出して大切にしたいと思ってるけど、東盛さんの祖母は学校で方言を禁止された世代なので感覚の差があるのが聴いていて分かる。

ときどきTwitterで方言板をつけられた沖縄の子どもというのが、本土(日本政府)による言葉の強制という文脈でRTが回ってくるけど、これはもう少し複雑な話じゃないかと思う。

国立近代美術館の文藝展で知ったのだけど、文藝運動によって地方の文化等を見直すという流れで、「東京から来た文化人」が沖縄の方言を保存しなければならないと主張し、一方、地元の人たちは、標準語を話せなければ経済的格差が広まるだけだと主張して論争になったことがあった。
kotobank.jp/word/沖縄方言論争-151331

なので沖縄の方言板をつけられた子どもたちは、日本政府によって話す言葉を強制的に奪われたという日本の植民地やアイヌの人たちとは少し状況が違うんじゃないかと思う。

東盛さんの祖母は、たぶん標準語がない方が良いと考えて、学校で標準語を苦労して学んだ世代なんじゃないかと思う。

与那国島方言はじめ方言をバカにしてきたのはマジョリティで、またそこに価値を見出すようになったのもマジョリティ。

嫌な話ではあるけど、与那国島方言のことを初めて知ったし映画も観てみたい。クラファンも支援したい。

×標準語がない方がいい
○標準語の方がいい

価値を見出すようになったのもマジョリティ…というの、あんまり良い言い方じゃないね。
どう言えば良いんだろう。

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