ネタバレあり
【#読了】東野圭吾さん「容疑者Xの献身」
この作品についてAIに尋ねたら、映画版を観る前に原作を読んだほうがいいと言われたので家にあった小説を。ちなみに初ガリレオシリーズです。
話としては面白かったが、ある殺人事件を隠蔽するために別の殺人事件を起こすことのどこが「献身」なんだろうかと首をかしげるばかり。愛する女性を守りたすぎて無関係の人間をあっさり殺せちゃう男なんてただただ恐ろしいし、そんな男に好かれたって嬉しくないだろと、恋愛に関して嫌悪感が強まっている今はなおさらそう思いました……w
ただまあせっかくなので映画も観たいと思います。石神役が堤真一さんなら多少見方も変わるかもだし(現金w)
映画も観た
外見はあんまり冴えない感じと書かれていた石神役が堤真一さんってかっこよすぎじゃね?と思ったんだけど、堤さんがちゃんと冴えない外見の男になっていて驚き。やっぱ役者さんってすごいわ。
それでも、石神は人を愛したがゆえに罪を犯してしまったけど、それでも誰かを愛せたことは素晴らしいみたいな方向に持っていったのにはやはり違和感があって。
さらに、女性の内海刑事にわざわざお茶汲みを命じたり、花岡靖子をやたら美人だ美人だと言ったりするのがちょっと鼻について。2008年ってわりと最近な気もするけど考えてみたら15年も前なんだよね。