ミュージカル『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』感想。これ2019年のプロの再演なんだね。場ごとに若返るぱーかーさんが見られる。脚色は凝りすぎのきらいもあるけどアクターミュージシャンを見てるだけで楽しい。
サザックの新しい劇場は椅子が安いドンマーという感じで見やすいです。
https://picolin.tumblr.com/post/719054871507124224/the-curious-case-of-benjamin-button-book-lyrics
『恋のトルティーヤスープ』をアマプラで。大筋では「恋人たちの食卓」なのに見事に全然違う映画だこれ...自分が何を映画のエッセンスと見做しているかを考えちゃうな。ご飯はひたすら美味しそう。
『晩菊』を見てたんですが、今まで見てきた成瀬映画ほぼ全部好きだけど、ベストはこれに決定しました。何もかもが最高すぎた。ハスラーズで明日カノなんだけどむしろそこを越えてるのがみんなが中年女、20代の子がいるくらいの年頃で子がいたりいなかったりする。2020年代になってもこれを超えるシスターフッドとハードボイルド中年女映画はなかなか出てこないのではないか。もう全部好き。これからオールタイムベストに入れようと思う。
『帰れない山』感想。ネタバレ。とてもよかった!これ、邦題の方がよくない?台詞のひとつひとつが物語を着実に積み上げ、あるべきところに収斂させていく脚本がほんと見事
https://picolin.tumblr.com/post/717947028566654976/the-eight-mountains
MUBIでシリル・ショーブリン監督『Unrest』をみた19世紀後半のスイスでアナキストの地図制作者とアナキズム思想が広がりを見せる世情と時計工場に4つのタムゾーンがせめぎ合う不思議で面白さをうまく説明できないが面白い映画だった。電報を出すのにアナキスが現地報告を読み上げる羽目になり資本家はアナキストの情報網を活かしてきっちり自分の資産を守ってる。「国家」同様にフィクショナルな概念のはずの「時間」が人間を制御する世界。映画の中の音が非常に美しくて後半になるまで劇伴音楽が一切かかってなかったことに気づかなかった。
筏