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『まだ明日がある』後から気づく伏線がまた良いのでもう一回くらい観たいな。視聴制限あるから早めに観て欲しい…
夫からの暴力に耐え家事と低賃金労働に明け暮れ(「なんで私があの何もできない新人より賃金が低いんですか」「そりゃ男だからな」)そのことをもって娘から疎まれるという女の一生レアリスモに音楽がまた違うトーンを重ねてた。
暴力シーンをトーキーの様にダンスと音楽で表現するところ、暴力を消費しないという意志にも思えた。

さるすべり さんがブースト

女の人が多少は自分を人間だと認識できるとこからまだ100年も過ぎてないわけで、こっからですよこっから。そりゃまあ日常的にはまだまだうんざりすることもたくさんあるけど、こういう映画がイタリアから出てくるわけで、めげずにいきたいものだ。しかしパオラさんの出てる映画はどれ見ても「イタリア、日本か…?」となるとこがあるな…どんなイタリア映画でもこの感じは味わったことがない

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『まだ明日がある』、素晴らしかったな。パオラ・コルテッレージの抑圧の中でパキパキ動き回る人の身振りが本当に見事なんだよなあ、良いなあ。そしてこれが初監督なのも本当にすごいなあ。この物語を音楽劇として見せるというのが素晴らしい。

SonyのWF-1000XM3とうとう左側が完全に使用不可となったためイヤホンを探すけど同じ型を買い替えるかAirPod の第二世代にするかノイズキャンセリングへの過剰な期待を抱いてBoseにするかで悩むことで気圧をやり過ごす。気道が狭くなる感覚がまさに飛行機乗ってる時そのもので今日はバーチャル8000メートル上空くらいだったのだろうか。フライトプランそういえば見逃したままだった。

福岡サンパレスでトム•ヨークのライブが開催されるというので、なぜ???と思いながらもとりあえず先行に応募したらあっさりチケットをご用意されてしまいお金も振り込んだけど本当に来るんか。福岡サンパレスに。なぜ。詐欺にしても脈略を欠いているように思える。

そういえば私の場合失われた嗅覚は少しずつ回復するというよりある時点でいきなり柑橘類の香りがわかるようになったりシナモンの風味が嗅ぎ取れるようになったりとかなりマダラだった。コーヒーの香りがわかるようになったのはかなり後。こういうのも個人差が大きいのかな。

窓ガラスの向こう、区画が区切られて一つのフラット以外は真っ暗なビル、真っ暗な車窓。別の世界がそうになってありえた世界を反復しながら増やしていくけどしかしここに私は1人。『異人たち』

ところで『さざなみ』が配信で見られないのなぜ…

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異人たち、常に何か恐ろしいことが起こる気配が漂っていて不安を覚えながらみていると最後ふと恐ろしいことはもう全て起こってしまったのだと気付く。

火災報知器の音で避難して下から見上げるビルの外観がすでに不穏でとても良かった。幽霊たちに慰められ幽霊を慰める良い幽霊映画でしたな。映画館に行けるまで復活して良かった。

ゴゴゴゴゴ音は私がみた時もしていたからサウンドデザインだと思う。今見ているこの場面には別の場所が重なっていることと不穏さを示唆しているのかしらと思って音の使い方に感心しながら見てたから隣のオッペンハイマーだった場合がちょっと恥ずかしいな。

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やっと映画館に復帰。ということで『異人たち』見てきた、しみじみとよかった。ファーストシーンからガラスや鏡に映る姿の無限の広がりに人間の哀しさがうつっている。ありえたかもしれない複数の人生。いろんなことが曖昧なままなのも物語のあり方として好きだった。そうだったらいいのにな、そうだったらいいのにな…アイアンクローに並ぶタイトルの良さ(わたしたちみんな!)も光る。

アンドリュー・ヘイは「親密な他人」(異人というより他人のニュアンスが生まれている気がした)の話が本当にうまいですね。みんな後悔してるし、みんなさみしいし、やさしくしたいしやさしくされたい、を抱えている、その感情は生死を問わず存在し続ける、そうでしょう?

台詞で言及されることもあって、キングの影響も強く感じられる(ホラーとは愛の物語である)ゴーストストーリーとして非常に好ましく見ました。私はアフターサンのよさはよく分からなかったけど(ポール・メスカル以外にも共通項は多いと思う)こっちは素直に好き。「足りることなんてないのよ」に込められるすべて。

しかしアンスコさん本当にうまいな、顔がこどもになってるときと普段の表情とどっちつかずになってるときが全部違う…その潤んだ目や泣き出すのを堪えるような口元にただただ見入ってしまうのだった。

全身に湿疹は大変なことだよね…少し落ち着いてきたとのことだけども引き続き養生しておくれ。まじでもうこれが最後の災難であることを祈ってる。

つらい…痛みの次は痒み…静養で早く落ち着きますように。もう今年の残りはいいことだけありますように。お大事にね...

「こちらで袋に詰めてください」の英訳がすごいことになってる写真をいまだにスーパーや図書館などで不意に思い出してしまい辛い。

しかし政治は福祉の改善に興味がなく実質「何を諦めるかという選択肢」しか与えないという状態、今の日本だ。労働運動の制圧に銃で武装した警官がトラックで何十人も投入される様子はファシスト政権そのままだった。

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「女性として生きること」の中で女が担ってきた単純労働の一例としてタバコの葉を串に刺して干す仕事の様子が流れるんだけど、辛さを紛らわすための歌とタバコの葉に埋もれてうたた寝をする子供の姿によってタバコ小屋がどこか夢のような雰囲気になっていて面白かった。女たちの労働の象徴としての糸巻きから工場の巨大な織機の部品にオイルをさす姿に切り替えるだけで近代化が労働にもたらした決定的な変化と従属的な立場を強いられる女性の立場の変わらなさをみせていてすごかった。共働き夫妻の共闘子育てとか工場の塀に囲まれたことで男女に芽生えた労働者としての連帯意識という話の展開が出てくる点も良かった。

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『イヌとイタリア人、お断り!』を観た後でヴィットリオ・デ・セータやチェチリア・マンジーニのドキュメンタリーを観ることができた幸運…ありがとうシネラ……

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しかし犬を捕まえて川に沈めようとするわ蛇は振り回す泥の中で取っ組み合ったかと思えば頭を掴んで川に突っ込む。抜き差しならない出口のない貧困の中で生きていかざるを得ない彼らの状況をナレーターは語るけれど子供達の尋常ではない躍動に引っ張られるようにちょっと可笑しい。「無二の親友でいつもつるんでいるが些細なきっかけでつかみ合いの喧嘩をする。1人は泥棒に1人は警官になった。」
警官が来ると蜘蛛の子を散らすように逃げ去り、逃げそびれた弟らしき小さな男の子を連れ帰りに戻ってきた少年はどれだけあんたらが水遊びを禁止しようが戻ってくるとふてぶてしく宣言する。日が沈んだ川辺で長い丸太に腰掛けてタバコを吸うシーンの静謐な美しさ。
「女性として生きること」労働者としての貢献を無視され続け、年がら年中子供を作らなければ神父に「神の恩寵を無駄にしないように」と諭され、出世の見込みのない単純労働に明け暮れ教育は受けられず、朝から晩まで働かなくてはいけない母親の代わりに上の娘が家事と兄弟の面倒を見ることになり11歳にして小学2年生の学力しか身につけられない。「女3代でようやく小学校2年生の学力に辿り着いたのだ」というナレーションが苦しい。

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