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街頭インタビューか何かで、地位の高そうなおじ(い)さんが「これでやっと税金もしっかり払えると思って〜」みたいに語っていた。自分自身は公共道徳としての納税義務は理解しつつ、払いたい気持ち自体はまあ低い方なので(昨今は特に)、ああこれが小学生の習字でよく書かせる「納税意欲の向上」みたいなやつか、と理解した。
昔の人、田中角栄の日本列島改造論?とかに胸をときめかせてたような世代の人は、自分の納めた税金で世の中がよくなる確かな手ごたえがあって、それで意欲も高かったのかなあと想像する。
今の世代の納税意欲は低そうで(ふるさと納税は除く)、同じくらい意識の低いものとしてふと選挙投票率を連想した。投票に行かない人たちって、税金を納める時や差し引かれた明細書を見る時なんかに、どんな気持ちになってるんだろう。両者の関係性には思いを馳せないのか、単に無の境地()なのか、想像がつかない。

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